ポイントは片栗粉のとろみだった! おうちで温泉卵を簡単に作る方法

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“半熟卵”と“温泉卵”は加熱する温度で作り分け


パスタやカレーなど様々な料理のトッピングとして使える“温泉卵”ですが、家で作るとなると中々難易度が高いのが困りもの。そこで今回は、家庭でも簡単に温泉卵を作る方法を紹介します。

簡単な温泉卵の作り方


2月20日放送の「この差って何ですか?」(TBS系)では、“半熟卵”と“温泉卵”の差が紹介されました。

番組によると、半熟卵は白身が固まっていて黄身が固まっていないもの。温泉卵はその逆で、白身はトロトロなのですが黄身は程よく固まっている状態の卵です。しかしどちらも外から熱を加えて作るのに、なぜこのような違いがでるのでしょうか。この理由について、卵を15年間研究し続けてきた専門家・高木伸一さんは「白身と黄身で固まる温度が異なる」と解説していました。

どういうことかというと、白身は60℃のお湯で固まり始め80℃で完全に固まります。一方で黄身は65℃で固まり始め70℃で完全に凝固。そのため半熟卵と温泉卵は、白身と黄身が固まる温度差を利用して作り分けられているそうです。

つまり温泉卵は、お湯を黄身が凝固する70℃にキープして加熱すれば作ることが可能。作り方は、まず鍋に卵全体がかぶるくらいのお湯をいれ、強火にかけます。沸騰したら、お湯に卵4つに対して大さじ山盛り1杯の“片栗粉”を投入。この片栗粉を使うというのがポイントで、お湯に保温効果のある“とろみ”がつき70℃をキープしやすくなるそうです。

あとは片栗粉入りのお湯に卵を入れ、蓋をしてから5分待つだけで温泉卵の完成。ちなみに冷蔵庫で冷えた卵をそのまま使ってしまうとお湯の温度が下がってしまうので、常温のものを使いましょう。

番組で紹介された方法に、視聴者からは「これは是非試してみたい!」「片栗粉でお湯にとろみをつけると上手くいくのか」との声が。また知っていた人もいるようで、「昔はよくカップ麺の容器にお湯と片栗粉を入れて温泉卵作ってた」との声も上がっていました。

温泉卵を使った「カリフラワーとブロッコリーの温シーザーサラダ」


番組では温泉卵の作り方が紹介されていましたが、ここからは温泉卵を使った料理のレシピを紹介していきましょう。

「カリフラワーとブロッコリーの温シーザーサラダ」レタスクラブニュースより


最初は「カリフラワーとブロッコリーの温シーザーサラダ」。カリフラワーとブロッコリーは小房に分け、茎は皮を厚めにむいて食べやすくカット。ベーコンは1.5cmの幅に切りましょう。

その後、耐熱容器にカリフラワーとブロッコリーを入れ、オリーブ油と酒を投入。ざっとあえたら、ラップをかけて電子レンジで約2分温めます。フライパンでオリーブ油を熱し、にんにくとベーコンを入れて加熱。

ベーコンにこんがりと焼き色がついたら耐熱容器の中身を加え、アンチョビーを加えて混ぜたらこしょうで調味。器に盛って温泉卵をのせ、粉チーズをふったら完成です。

時短で出来る和風料理「なめたけ温泉卵」


「なめたけ温泉卵」レタスクラブニュースより


お次は「なめたけ温泉卵」。えのきたけは根元を落とし半分の長さにカット。その後鍋にえのきとだし汁、砂糖、酒、しょうゆを入れて4~5分ほど煮立てます。器に温泉卵を割り入れ、鍋の中身を煮汁ごとかけたら出来上がり。

少ない材料で時間をかけずに作れるので、もう1品おかずが欲しい時などにもおススメです。

様々な料理に使える温泉卵を自宅で作れるとなれば、レシピのレパートリーも大幅に増えるかも?

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