目指すは“とりあえず”機能的な家!ストイックな「捨て変態」がこどもを持ったらこうなった
持たない暮らしに目覚めて、あっという間に17年
レタスクラブニュースをご覧の皆様、はじめまして!不要なものを捨てるのが3度の飯より大好きな捨て変態こと、ゆるりまいです。
汚家に生まれ、汚家に育ち、思春期とともに片付けと捨てることに目覚めて早17年。え!17年も経っちゃった?!今計算して、驚愕しております。そうか、思えば遠くに来たもんだ…。
現在、片付けが不得意な夫と、掃除が不得意な母と、新幹線変形ロボを集めることに全力を注いでいる4歳の息子と、4人家族でなんにもない家(仮)に住んでいます。って、なんで(仮)が付くかというと……増えちゃったんです!ものが!家のものが増えてしまったのです。
なんにもない家からなんにもない家(仮)へ
以前は不要なものは一切持たないがらーんとしたなんにもない家でした。家の中にある全てのものを把握し(あ、さすがに家族のものは別ですよ!)、目の行き届いていない場所はないと言えるほど。キーホルダーについていた小さな小さなラインストーンが落ちたとしても、秒で見つけられるくらい片付いていました。
それが今では…!同じように見つけられるかな?ちょっと自信ないな。えへへ。だって少しものが増えてしまったから…。捨て変態、一生の不覚!数年前の私が見たら「しっかりせい!」とビンタしてくるんじゃないかな…。え?何がそんなに増えたかって?それは…ずばりこどものもの!
まだこどもが2歳くらいまでは良かったんです。増えたといってもまぁ微々たるもので、「なんだ楽勝じゃ〜ん」と余裕ぶっこいてました。それが保育園に通うようになり、さらに3歳になって息子の世界が広がるようになったら…じわじわとものが増えていく!ゆるやか〜にじわじわ〜と、気が付いたら「あ!なんか家がごちゃついてみえる!」みたいな感じです。
でもね、先輩ママからすれば「あんた、何言ってんのよ。まだ息子4歳でしょうよ」って話ですよ。それに一人っ子ですしね。これからもっとものが増えていくんだろうな……。
完璧にはできないから“とりあえず”
けれど、不思議とそれが嫌というわけではないんです。ものが増えることに寛容なんて、捨て変態もすっかり丸くなっちまったなって感じなんですけど、なるほど、これが母になるということか…なんて思ったり。こどもには持たない暮らしを強要しないと決めているので、ストイックな持たない暮らしはしばらくお預け。だからこれからのゆるり家のテーマは、“とりあえず機能的な家”です。
時間がない時でも、さっと片付けるだけでとりあえずキレイになる。家の中のものはとりあえず把握している。使いたいものがサッと出せて、スッと仕舞えて、最終的には、こどもだけで片付けてもとりあえずキレイになる…これが理想です。そういや私のペンネームもゆるりだったし、ゆる〜くでいこうか。そんな感じの我が家です。この先、どんな変化を遂げていくのか、自分のことながらちょっと楽しみな私なのでした(笑)。
作=ゆるりまい
ゆるりまい
仙台市在住。漫画家、イラストレーター。夫、母、息子の人間3人 +猫4匹ぐらし。 生まれ育った汚家の反動で、現在ものの少ない暮らし街道爆進中。ものを捨てることが三度の飯より大好きな捨て変態。そんな日常を描いた『わたしのウチには、なんにもない。』(KADOKAWA)は2016年、夏帆主演で連続ドラマ化された。 もっと見る関連記事
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