毎日使う場所だからこそ、清潔に、そして効率よく料理ができるよう、掃除や片づけなどのポイントをおさらいしましょう。

キッチンの掃除

目次

  1. キッチン掃除・知っておきたい基本の「き」
    • キッチンって、どうして汚れるの? 知っておきたいポイントをチェック!
    • キッチンの油汚れ 基本の落とし方
    • キッチン掃除 知っておきたい基本の注意点
    • キッチン掃除の基本 NG&TO DO はこれ!
  2. キッチン掃除に準備したい基本の道具・洗剤
    • キッチン掃除に必要な基本の洗剤類とは?
    • クエン酸を使ったキッチン基本の掃除法
    • 漂白剤を使った キッチンの漂白・除菌法
    • キッチン掃除にあると便利なもの5選
  3. キッチン掃除・場所別基本の掃除法
    • 今さら聞けない! ガスコンロの基本の掃除法
    • IH調理台 基本の掃除法
    • 魚焼きグリル 基本の掃除法
    • キッチンの換気扇 基本の掃除法
    • キッチンシンク 基本の掃除法
  4. キッチン掃除・水まわりの基本の攻略法
    • キッチン水あかの基本の掃除法
    • キッチンのカビ 基本の除去法
    • キッチンのヌメリを取る基本の掃除法
  5. プロに教わるキッチン大掃除のポイント
    • 大掃除に使いたい!プロ考案の“マンゴーカット”スポンジで魚焼きグリルの網がラクピカ
    • プロに教わる「大掃除ワザ」。身近な道具でガス台の五徳がきれいに!
    • 【大掃除テク】キッチンの壁を効率よくピカピカにする方法。家事のスペシャリストが伝授!
    • 家事のプロに聞く!キッチンの大掃除:身近な秘密兵器でガス台をピカピカにする方法
  6. 意外と邪魔になるキッチンの「隙間アイテム」片付けテク
    • キッチン収納の悩みの1つ「ビニール袋」が一瞬で片づく「ゆる片づけ」テクとは?
  7. 台所仕事がラクになるワザ
    • 簡単な工夫で家事時間を短縮! キッチンをキレイに保つ「-5分家事」ワザ

1.キッチン掃除・知っておきたい基本の「き」

キッチンって、どうして汚れるの? 知っておきたいポイントをチェック!

キッチンって、どうして汚れるの? 知っておきたいポイントをチェック!

キッチンが汚れやすいのは、「油と水」を使う場所だから。特に寝室やリビングの汚にはない「油」汚れがある点が大きく違います。料理中に使った油は、見えない小さな粒となって飛び散り、それをそのままにしておくとベタベタした汚れに変質し、さらにその上からほこりがついて頑固なカチカチ汚れに…。基本的には「油汚れ」は酸性なので、アルカリ性の洗剤を使い、「水性汚れ」はアルカリ性なので、酸性の洗剤を使えば落とせます。

キッチンの油汚れ 基本の落とし方

キッチンの油汚れ 基本の落とし方

調理中に使った油は、見えない小さな粒となって壁や床、調理家電などに飛び散り、冷えたり水分が蒸発すると次第に粘性を増してベタベタした汚れに変わります。さらにそこにほこりがつくと固まって、なかなか取れない頑固なこびりつき汚れに。油汚れは、汚れ自体がサラッとしている汚れ発生直後に落とすのがカギ。油は水に溶けませんが、軽めの汚れなら重曹でも落とせます。重曹だけではパワー不足の場合は、界面活性剤を含む洗剤の力を借りましょう。

キッチン掃除 知っておきたい基本の注意点

キッチン掃除 知っておきたい基本の注意点

キッチンで使われている材質に合った洗剤を選びましょう。「フッ素コート」(ガス台など)や「ガラスプレート」(IH調理器やガス台のトップコートなど)は、強いアルカリ性洗剤の使用は避けて。「人口大理石」(シンクやシンク台など)は、中性洗剤やクリームクレンザーで、表面の光沢が損なわれることも。「アルミニウム」(換気扇のフィルターやファンなど)は、酸やアルカリと接触すると変色することも。「亜鉛メッキ鋼板・プレコート鋼板」(レンジフードなど)は強いアルカリ性洗剤を使うと表面の塗装がはがれやすくなる可能性も。

キッチン掃除の基本 NG&TO DO はこれ!

キッチン掃除の基本  NG&TO DO はこれ!

なんとなく自己流で行うことが多いキッチン掃除ですが、ついついやってしまいがちなNGも。たとえば「力任せにゴシゴシこする」こと。汚れは落ちても細かい傷がつき、「くもり」となる場合も。また「汚れに直接洗剤をスプレーしない」のも大切。ムラの原因になります。さらに「汚れを放置しない」のが基本。放置しておくと、どんどん落としにくくなります。反対に心がけておきたい「TO DO」は、「掃除しやすい環境を整える」こと。「ものを置かない」「出しっぱなしにしない」「掃除グッズは近くに置く」などを心がければ、キッチン掃除のハードルが下がります。

2.キッチン掃除に準備したい基本の道具・洗剤

キッチン掃除に必要な基本の洗剤類とは?

キッチン掃除に必要な基本の洗剤類とは?

台所掃除におすすめの、基本の洗剤をご紹介。「重曹」は弱アルカリ性で、油汚れなど酸性の汚れを落としやすくする効果が。「セスキ炭酸ソーダ」は弱アルカリ性。重曹に比べて水に溶けやすく、アルカリも強いのが特徴。「クエン酸」はシンクまわりの水あかなどを落とす働きが。「クレンザー」は研磨剤の力で汚れこすり落とします。「中性洗剤」は軽い汚れに幅広く使えます。「漂白剤」はふきんの漂白、排水溝のヌメリ落としにも。「消毒用エタノール」は殺菌効果が。「除菌スプレー」は食卓や冷蔵庫内の拭き掃除などにも。

クエン酸を使ったキッチン基本の掃除法

クエン酸を使ったキッチン基本の掃除法

クエン酸を使った掃除方法をご紹介。

●どう使う?→最近ではスプレーボトルに入った液体タイプも出回っているが、基本的に顆粒状で販売されているので、水1カップにクエン酸小さじ1を溶かしたものを、空のスプレーボトルなどに入れて使用。濃度が高いと使用後にベタつきが残ることもあるので注意。

●何におすすめ?→シンクや蛇口などについた水あかや石けんかすを落とすのにおすすめ。水に含まれるミネラル分が原因の“かたい”汚れを溶かすのが得意。電気ポットの中についた白いガリガリ汚れにも。また、雑菌の繁殖を抑える効果もあるので、まな板や木べらなどキッチン用品を清潔にしたい場合にも役立つ。

漂白剤を使った キッチンの漂白・除菌法

漂白剤を使った キッチンの漂白・除菌法

漂白剤を使った漂白・除菌方法をご紹介。

●何に使える?→台所用中性洗剤では取りきれないカップやマグなどの黒ずみ・シミ・茶渋などの漂白や、雑菌やニオイ・しょうゆなどのシミがついたふきんを白くきれいにしたり、まな板の漂白・除菌・消臭に使える。シンクや排水口のヌメリやニオイ落としにも最適。

●どうやって使う?→液体タイプ、泡タイプ、どちらもつけ置きが基本。

●注意点は?→窓を開ける、換気扇を回すなど換気を充分にして使う。また、ゴム手袋は必ず着用して。※塩素系漂白剤は、酸性のものと混ざると有害なガスが発生し、命にかかわるため。クエン酸や酢などの酸性のものと混ぜないのはもちろん、連続使用も避ける。

キッチン掃除にあると便利なもの5選

キッチン掃除にあると便利なもの5選

キッチン掃除にあると便利が道具をご紹介。 「マンゴーカットスポンジ」は、格子状の切り込みを入れたスポンジ。五徳や魚焼きグリルの網などを洗うのに便利。「軍手ぞうきん」は、ゴム手袋の上から軍手を装着したもの。ぞうきんが入りにくいすき間やなどの掃除に。「みつあみストッキング」は、古ストッキングをみつあみにしたもの。蛇口などの仕上げ磨きに使えば、ピカピカに。「食品用ラップ」は丸めるとスポンジ代わりに使えます。「布巻きスプーン」はスプーンに布を巻きつけたもの。すき間汚れを落としたりするのに重宝します。

3.キッチン掃除・場所別基本の掃除法

今さら聞けない! ガスコンロの基本の掃除法

今さら聞けない! ガスコンロの基本の掃除法

ガスコンロの掃除方法をご紹介。

●用意するもの:大きめのレジ袋かゴミ袋、重曹、ハンドソープ、やわらかいスポンジ、古い歯ブラシ、ボロ布、古いボディタオル 

1.ゴミ袋などに40~50℃の湯と重曹を適量入れてかき混ぜ、五徳や受け皿など外せるパーツを10~15分つけ置き。

2.重曹にハンドソープを加えてよく混ぜ、重曹ペーストを作る。やわらかなスポンジにつけ、ガス台を磨く。仕上げに水拭きして、重曹の白い跡を拭き取る。

3.1でつけ置きしたパーツを取り出す。

4.流水でよくすすぎ、水けを拭き取ってから元に戻します。

IH調理台 基本の掃除法

IH調理台 基本の掃除法

IH調理台の掃除方法をご紹介。

●用意するもの:食品用ラップ、クリームクレンザー、スポンジ、ふきん 

1.食品用ラップを10cmくらい切り取り、くしゃっと丸める。

2.クリームクレンザーをスポンジなどに適量出し、それを1のラップに移しとる。

3.ラップを手に持ち、小さな円を描くようにくるくると磨いていく。力を入れないように注意。

4.水でかたく絞ったふきんで水拭きして仕上げます。クレンザー分が残っていると白浮きするので、しっかり落とす。

IH調理台の利点は五徳などがなく、拭き掃除しやすいところ。上記の掃除できれいになったら、使うたびにさっとひと拭きしてきれいをキープして。

魚焼きグリル 基本の掃除法

魚焼きグリル 基本の掃除法

魚焼きグリルの掃除方法をご紹介。

●用意するもの:大きめのレジ袋かゴミ袋、重曹、やわらかいスポンジ、古い歯ブラシ 

1.ゴミ袋などに40~50℃の湯と重曹を適量入れてかき混ぜる。そこへ網や受け皿などのパーツを10~15分つけ置きする。

2.汚れの緩み具合を見て、まだのようならつけ置き時間を長くしても。緩んでいたら取り出し、網は格子状に切り込みを入れたマンゴーカットスポンジをグイッと差し込んでゴシゴシこする。受け皿はやわらかいスポンジでこする。

3.流水ですすぎ、水けを拭き取ってから元に戻す。受け皿に重曹を入れておくと、消臭効果もあり、次のお手入れがラクになります。

キッチンの換気扇 基本の掃除法

キッチンの換気扇 基本の掃除法

キッチンの換気扇の汚れを落とす方法をご紹介。

●用意するもの:ゴム手袋、重曹、ビニール袋、ボロ布、古い歯ブラシ、スポンジ 

1.ゴム手袋をはめ、電源を抜いてからフィルターとファンを外す。

2.大きめのビニール袋など湯と重曹を適量入れ、フィルターとファンをつけ置き。

3.重曹と水を1:9の割合で混ぜた重曹水を作る。水で濡らしたボロ布に重曹水を拭きつけ、レンジフードを拭き、最後に水拭き。

4.2でつけ置きしていたフィルターとファンを取り出し、汚れが緩んでいたらスポンジや古い歯ブラシなどで落とし、水でよく洗い流す。

5.水けをしっかり拭き取ってから、元に戻して、正しく動くかどうか確認を。

キッチンシンク 基本の掃除法

キッチンシンク 基本の掃除法

シンクの掃除方法をご紹介。

●何を使う?→やわらかい布またはやわらかいスポンジなど、台所用中性洗剤。粉末クレンザーなど粒子の大きい洗剤や金たわしなどかたい道具を使うのは禁物。

●どうやる? 注意点は?→ステンレスシンクは多くの場合、「ヘアライン」と呼ばれる髪の毛様の研磨処理が施されており、このラインを無視してこすると、仕上がりもイマイチ。やわらかい布かスポンジに台所用中性洗剤をつけたものでヘアラインに沿って一定方向にやさしく拭くように洗う。そのあと水拭きして洗剤分を拭き取り、乾いたふきんなどで水けをとっておく。

4.キッチン掃除・水まわりの基本の攻略法

キッチン水あかの基本の掃除法

キッチン水あかの基本の掃除法

水あかの掃除方法をご紹介。

●どうしてできる?→調理や洗い物など水を使ったときに、周囲に飛び散る水滴が原因。そのまま放っておくと水分が蒸発し、水道水に含まれているカルシウムなどの無機物が残って白い固形物ができます。そこに再び水がかかる、乾燥する、を繰り返すといつしか頑固な水あかに。

●どうすれば落ちる?→水あかはアルカリ性の汚れなので、クエン酸や酢など酸性のもので落とせます。

●予防法は?→水滴が乾く前に拭き取ってしまえばOK。水を使ったあとにシンクの内側や周辺、蛇口やその付近を乾いたふきんなどで拭く習慣を身につけましょう。

キッチンのカビ 基本の除去法

キッチンのカビ 基本の除去法

カビの除去方法をご紹介。

●どうすれば落とせる?→カビが深く根を降ろしてしまうと、こするだけでは完全に取り除けない。拭き取ったはずなのに、また現れた!という場合は、根っこまで除去できていないから。完全にシャットアウトするには、塩素系カビ取り剤を根っこまで浸透させることがポイント。

●予防法は?→カビの好きな環境である、湿度65%、気温25℃以上、栄養と酸素の3条件を揃わなくすること。どれか一つでも欠ければカビは繁殖できない。簡単なのは通気をよくして湿気をためないこと、または栄養になる食品かすなどを放置しておかないこと。

キッチンのヌメリを取る基本の掃除法

キッチンのヌメリを取る基本の掃除法

キッチン排水口などのヌメリを取る方法をご紹介。

●どうすれば落とせる?→スポンジなどでこすれば簡単に落とせるが、カビよりも増殖が早いので、目に見えない菌が残っていてすぐにまた発生することも。こすり落としたあとは、消毒用エタノールやアルコール除菌スプレーなどで除菌までしっかりと。プラスチック製やステンレス製のストレーナーや三角コーナーであれば、泡タイプの塩素系漂白剤でつけ置きしても。

●予防法は?→細菌の餌になる油汚れや食品カスを放置せず、こまめに掃除すること。そして、水分を拭き取り、除菌スプレーを。

5.プロに教わるキッチン大掃除のポイント

大掃除に使いたい!プロ考案の“マンゴーカット”スポンジで魚焼きグリルの網がラクピカ

大掃除に使いたい!プロ考案の“マンゴーカット”スポンジで魚焼きグリルの網がラクピカ

落とし切れていない汚れや臭いが気になる魚焼きグリルの網の掃除法は?

大きめのビニール袋に42~45℃の湯と重曹を入れてかき混ぜた液に、魚焼きグリルを入れて15~30分つけ置き。そのあと、カットしたスポンジを網目にグイッと差し込んでゴシゴシすれば、重曹の汚れ緩め効果&スポンジの密着力で簡単に汚れが落とせる。

【スポンジをマンゴーカット】

カッターでスポンジに格子状の切り込みを入れるだけ。網や溝などの凸凹部分にフィットして汚れ落としがスムーズに。

プロに教わる「大掃除ワザ」。身近な道具でガス台の五徳がきれいに!

プロに教わる「大掃除ワザ」。身近な道具でガス台の五徳がきれいに!

五徳の汚れの掃除法は?

大きめのビニール袋に42~45℃の湯と重曹を入れてかき混ぜた液に、五徳を入れて15~30分つけ置き。これで、こびりついていた油汚れや焦げ汚れが緩む。あとは古い歯ブラシでゴシゴシこすって落としていけばOK。汚れ面が広い場合は、古いナイロンタオルを使っても。あとは流水ですすいで終了。

●古いナイロンタオルも便利!

ナイロン製のボディタオルは、表面の凹凸が汚れ落としに最適。使い古したものがあれば、3~4等分にカットして掃除に役立てて。

【大掃除テク】キッチンの壁を効率よくピカピカにする方法。家事のスペシャリストが伝授!

【大掃除テク】キッチンの壁を効率よくピカピカにする方法。家事のスペシャリストが伝授!

キッチンの壁の掃除法は?

【壁は重曹水で上→下へ一方向に拭く】

スプレーボトルに重曹水を作り、水でぬらした雑巾に吹きつける。その雑巾で壁の上から下へ一方向に拭いていくのポイント。上下や左右に行ったり来たりさせるのは非効率的で拭き残し発生の可能性大! 仕上げは水拭きを同様に上から下へ。

●重曹水は濃度を変えても

油汚れがひどい場合は、重曹水の濃度を上げても OK。ただし、ステンレスの壁は傷つきやすいので薄めが◎。

家事のプロに聞く!キッチンの大掃除:身近な秘密兵器でガス台をピカピカにする方法

家事のプロに聞く!キッチンの大掃除:身近な秘密兵器でガス台をピカピカにする方法

大掃除におすすめの強力助っ人とは?

【ガス台は重曹石けん&スポンジで磨く】

油汚れに強い重曹にハンドソープを加えた重曹石けんを。やわらかいスポンジにつけて、ガス台を磨く。頑固な汚れは古歯ブラシなどでこする。あとは重曹の白い跡を水拭きして仕上げればピカピカに。

●重曹石けんの作り方

重曹を器に入れ、ハンドソープを加えてペースト状にするだけ。油汚れに強い重曹に、界面活性剤をプラスすることで汚れ落としパワーがアップ。滑りもよくなる。

6.意外と邪魔になるキッチンの「隙間アイテム」片付けテク

キッチン収納の悩みの1つ「ビニール袋」が一瞬で片づく「ゆる片づけ」テクとは?

キッチン収納の悩みの1つ「ビニール袋」が一瞬で片づく「ゆる片づけ」テクとは?

キッチンの隙間アイテムこそ、収納方法を決めておく。

●ビニール袋はくしゃっ→ポイ!の一瞬で片づく

使うときにまたほどくので、畳まずにそのままくしゃっとしてポイと引き出しに突っ込めば、一瞬で片づけ完了。ただし、引き出しにはビニール袋だけと決めて。

●布巾はラベリングして家族に説明いらず

布巾の収納は、ぱっと見ただけでどこに何があるのか、すぐ分かるようにラベリングを。これで、説明しなくても子どもも手伝いやすくなる。食器拭きは白、台拭きはテーブルと同じ茶など、感覚的に分かるような工夫も。

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