キッチンの油汚れがツルピカ!レベル別・「重曹」使いこなし術
キッチン掃除で頭が痛いのが、油汚れ。そもそもどうして頑固な汚れになるのか、どうすれば防げるのか。油汚れをツルピカにする方法をご紹介します。
油汚れが頑固な汚れになる原因は?
調理中に使った油は、見えない小さな粒となって壁や床、調理家電などに飛び散ります。温かい状態の油はサラッとしていますが、冷えたり水分が蒸発すると次第に粘性を増してベタベタした汚れに変わります。さらにそこにほこりがつくと固まって、なかなか取れない頑固なこびりつき汚れに。
油汚れの対処法
油汚れは、汚れ自体がサラッとしている汚れ発生直後に落とすのがカギ。油は水に溶けませんが、軽めの汚れなら重曹でも落とせます。重曹だけではパワー不足の場合は、界面活性剤を含む洗剤の力を借りましょう。
それでも落ちないベタベタ汚れや頑固汚れは、油汚れ用洗剤を使って。
重曹水で落とす
洗ってきれいにした空のスプレーボトルに、重曹と水を1:9の割合で入れてよく混ぜればOK。手あかなどの皮脂汚れや軽い油汚れを落とすので、冷蔵庫のドアの表面や調理家電の拭き掃除、ガスコンロ周辺の毎日の壁掃除に。壁を拭く場合は水で湿らせた布類にスプレーしてから使いましょう。キッチンの手の届く所に常備しておくと便利です。使う前にはよく振って。乾くと白浮きするので、水拭きしましょう。
また、ガスコンロの五徳やカバーリング、魚焼きグリルなどのつけ置きにも◎。40~50℃の湯に重曹を溶かしたものに1時間ほどつけ置くと汚れが緩んで落としやすくなります。汚れの度合いで重曹の量を増やしたり、つけ置き時間を長くしても。緩んだ汚れを古い歯ブラシなどで落とし、あとは水洗いするだけ。
重曹ペーストで落とす
研磨力がほしいときは、水と重曹を4:6から3:7の割合でよくかき混ぜ、ペースト状にして使います。こびりつき汚れやベタベタ汚れを落とすのに◎。スポンジにつけてガスコンロの表面のこびりつき汚れを落としたり、古い歯ブラシにつけて電子レンジの庫内やホットプレートなどの汚れを落とすのに便利。
また、プラスチック製の抗菌まな板の汚れ落としにも使えます。
汚れ具合によってもっとパワーがほしいときは、水の代わりにハンドソープでペースト状にしても。油汚れに強い界面活性剤をプラスすることで、さらに強力に汚れを落とすことができます。
「油が固まらないうちに掃除」が望ましいですが、できてしまった汚れは上記の方法でスッキリきれいにしてみましょう。
レタスクラブ編集部
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