監獄にクリスマスツリー来たる⁉ 「なんにもない」至上主義に変化があった日
いや〜冬ですね。私が住む仙台も、だいぶ冬らしくなってまいりました。寒いぞ!
さてさて、ちょっと今回は季節に合った話題なんぞを一つ。なんとですね、我が家にやっと……クリスマスツリーがやってきたのですっっ!!!

「……え?そんなこと?」と思ったかもしれませんが、私にとっては、結構重大な決断だったのです。
私のマンガのタイトルにもなっているように、私のウチには、なんにもなかったわけでありまして。こどもが生まれてからは、だいぶものは増えましたが、一時期は「ここは監獄?」というくらいにものがなかった我が家。当然クリスマスツリーなんてものはありませんでした。
まずなかった理由の一つ目、『ツリーの安全が約束されないから』。うちには猫が3匹おり、そのうちの2匹が非常にいたずらっこだったので、キラキラ光るツリーなんて飾ろうもんなら、即日倒されおもちゃになってボロボロになる運命しか見えなかったからでした。
二つ目の理由は、『なくても生きていけたから』でしょうか。
クリスマスの時期になるとワクワクする心は持っていたので、毎年一瞬だけ「ツリー欲しいかも…?」とは思うことはあったのですが、「ま、なくてもいいか!」を繰り返し買うまでに至りませんでした。
私の住む仙台では、街の中心部の街路樹がイルミネーションで彩られる“光のページェント”というエモいイベントがあり(“ひかペ”と略すらしい…)、クリスマスみを感じたければそこに行けばいい。そんな感じでツリー欲求をおさめていたのです。
しかし去年、当時3歳になる息子がとうとう「欲しい」と言ってきたのです!子どもが生まれたら買うことになるんだろうなーとは思っていたので、そこまで抵抗はなかったものの、「ついに私もクリスマスツリーを買うようになるのか……」と感慨深く思いました。
いたずらっ子の猫もいることだし、とりあえず小さめのものを買って…と考えていたところ、母が突然「実は私も欲しかった」と恥ずかしそうにカミングアウト!!汚家時代は飾りたくても飾るスペースがなく、本当はずっと家に大きなツリーを飾ってみたかったというのです。なんと……そうとは知らず……監獄のような家に付き合わせていたなんて……とさすがの私も反省しました。

私の承諾を得た母と息子は、すぐさま2人でホームセンターに行き、大きなツリーを買ってきました。そして楽しそうに2人で飾り付けをしている姿を見ていたら、案外ツリーもいいもんだな〜なんて思いました(ちょろい)。なんにもないリビングにあるクリスマスツリー。案外悪くないです。そうか、季節を感じるって大事かもな…と捨て変態の私も、ちょっと考えを改めた瞬間でした。
心配だったいたずら猫たちも、最初こそちょっと遊んだけれど、次第に興味を失い、今ではスルーです。猫たちも成長したんだな〜。
作:ゆるりまい
ゆるりまい

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