温めるだけで効果UP! 賢く腸活するなら「ホットヨーグルト」

冷たい状態で食べるのが当たり前だったヨーグルト。実は人肌程度に温めることで、乳酸菌をさらに効率よくとれることが分かってきました。体を冷やさない「ホットヨーグルト」は、冬の寒い日だけでなく、お腹を冷やしがちな夏にも◎。〝食後〟に食べると、効果的です!

『体にいい安うま食材vol.2ヨーグルト』(レタスクラブMOOK)から、「ホットヨーグルト」のQ&Aと作り方をご紹介します。

Q:なぜヨーグルトを温めるの?


A:ヨーグルトを温める最大の理由は腸を冷やさないため。冷たいヨーグルトで腸が冷えると栄養の吸収が悪くなったり、基礎代謝が低下することがあります。また、温かいものは胃腸の働きを活発にし、カルシウムの吸収率を上げてくれます。体を温めるということ自体が代謝を上げることにつながり、代謝が上がると免疫力もUPするのでメリットがたくさんあるのです。

Q:ヨーグルトを温めると菌が死んでしまうのでは?


A:乳酸菌やビフィズス菌は加熱し過ぎて50℃以上になると菌が死んでしまうので、ホットヨーグルトを作るときは温める温度が肝心です。ぐつぐつ煮込むのはなるべく避けて(死滅した菌も腸内の善玉菌の餌になります)。カレーや鍋などに入れるときは最後に加えるようにしましょう。牛乳の代わりにホットココアや紅茶などに入れるとさっぱりとした味わいになりますし、70 ~ 80℃のお湯をヨーグルトに加えて混ぜると飲みやすいホットヨーグルトドリンクに。

Q:どうやって作るの?


A:電子レンジを使って温めます。温度設定ができるものであれば40 ~ 50℃に設定しましょう。電子レンジのマイクロ波で菌が少々死んでしまうこともありますが、死滅した菌も腸内の善玉菌の餌になるので、効果がすべて失われるわけではありません。

「ホットヨーグルト」の作り方

1.耐熱のカップなどにプレーンヨーグルト100~120gを入れる。はちみつなどで甘みをプラスしたい場合は、このタイミングで入れてもOK。

2.ラップはかけずに電子レンジで約40秒加熱し、人肌程度の約40℃に温める。レンジから取り出し、スプーンなどで軽くかき混ぜたら完成。

◎食べ方のコツ
乳酸菌は人間の胃酸で死んでしまうことがあるので、胃酸が少し弱まっている〝食後〟に食べると、菌が生きたまま吸収できる確率が上がります。

監修/牧野直子(管理栄養士)

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Information

レシピ作成・調理/牧野直子 撮影/吉澤健太 スタイリング/井口美穂

▼『体にいい安うま食材vol.2ヨーグルト』記事一覧はこちら▼

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