和歌山の柿はスーパーフード! 食べて健康になる【柿のおかずレシピつき】

秋の味覚の代表格・柿は、おいしいだけでなく栄養も満点な果物。
風邪予防や肌の健康にも欠かせないビタミンCを、柿1個で一日の必要量をほぼまかなえるくらい含んでいます。そのほかにもビタミンAや食物繊維も、果実のなかでトップクラスの含有量なんだとか。
「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざの通り、柿を食べることで病人が減ると言われるほど優秀な食べ物なんですね。
ナンバーワンの柿産地は和歌山県
柿は、和歌山県が収穫量1位を誇ります。
比較的温暖で日照時間の長い和歌山県。なかでも柿の生産がさかんな北東部のエリアは、山と山にはさまれた地形により昼と夜の寒暖差が大きいことで、甘くて色づきのよい高品質な柿が育つんだそう。

また、和歌山県の柿といえば「串柿」も有名。串柿とは、一本の細い竹串に10個の干し柿をさしたもので、和歌山県北部のかつらぎ町の「四郷の里」での串柿作りは約400年の歴史があります。家々の軒先に吊るされた串柿は、これを見るためだけにやってくる観光客も多い、秋の風物詩です。

柿ブランドをご紹介!
和歌山県産の柿にはさまざまな品種があり、9月上旬から12月上旬にかけて、それぞれの特徴ある食感を楽しめます。
和歌山県発のブランド柿で人気なのは3つ。それぞれご紹介します!
◆たねなし柿(出荷時期の目安:9月上旬~11月上旬)

和歌山県で栽培されている「中谷早生 (なかたにわせ)」、「刀根早生(とねわせ)」、「平核無(ひらたねなし)」といった品種は、「和歌山県産たねなし柿」として販売されていて、甘くてまろやかな口当たりが特徴です。
2020年には日本スーパーフード協会からジャパニーズスーパーフードとして認定されるなど、栄養価の高さも自慢です!
◆紀の川柿(出荷時期の目安:10月下旬~11月中旬)

樹上で十分に熟してから収穫するため、ほかの柿よりも甘~くなった柿です。栽培するのにとても手がかかることや生産量の少なさから希少価値の高い柿なんだそう。
果肉に出るタンニンの黒い斑点も特徴です。
◆紀州てまり(出荷時期の目安:10月下旬~11月上旬)
令和2年10月に初出荷されたという和歌山県オリジナルの新品種で、「美しいてまりのような柿」という意味を込めて命名されたそう。甘くてしっとりした食感で、糖度はなんと16~17度! う~ん、食べてみたい…。
「秋バテ」対策にも! 柿を食べて健康に
最近、注目を集めているのが柿の「抗酸化作用」。「たねなし柿」がスーパーフードに認定されたのは、この健康機能が認められたからなのです。
デザートやスイーツの材料のイメージが強い柿ですが、今回提案したいのが、料理の材料として柿を活用すること! 意外かもしれませんが、味付けを工夫すれば幅広い料理に使えます。
【柿のおかずレシピ1】柿と豚肉のオイスター炒め

豚肉のコクと柿の甘みが絡み合う秋ならではの炒め物。しょうゆとオイスターソースを使った合わせ調味料と柿が抜群の相性です。材料を切って炒めるだけなのもうれしいですよね。
柿と豚肉のオイスター炒め
材料(2人分)
柿…1個
豚肩ロース薄切り肉…100g
合わせ調味料
・酒、しょうゆ…各大さじ1
・オイスターソース、みりん…各小さじ1
・豆板醤(トウバンジャン)、片栗粉…各小さじ1/2
サラダ油
作り方
1.柿は四つ割りにしてから3mm厚さに切る。豚肉は3cm幅に切る。
2.フライパンに油大さじ1/2を中火で熱し、豚肉を色が変わるまで炒める。柿を加えてさっと炒め、合わせ調味料をもう一度混ぜてから入れ、炒め合わせる。
※226kcal
【柿のおかずレシピ2】柿の白あえ

いつもの白あえに変化を! 柿のやさしい甘みが体に染みわたるレシピです。ぜひお気に入りの器に盛りつけて、まるで和食屋さんの一品のように楽しんでみてください。
柿の白あえ
材料(2人分)
絹ごし豆腐…1/2丁
合わせ調味料
・みそ…大さじ1/2
・砂糖…小さじ1/2
柿…1/2個
作り方
1.絹ごし豆腐は1cm幅に切ってペーパータオルに包み、約10分おいて水きりをする。ボウルに入れてゴムべらでなめらかになるまで潰し、合わせ調味料を加えて混ぜる。
2.柿は5mm幅のくし形切りにし、1に加えてあえる。
※81kcal
【柿のおかずレシピ3】にんじんと柿のヨーグルトサラダ

にんじんと柿、ふたつの甘みがマッチする一品。アーモンドの食感がいいアクセントになっています。酸味もあるサラダなので、前菜やワインのお供にもいいかも!
にんじんと柿のヨーグルトサラダ
材料(2人分)
にんじん…1本
柿…1個
プレーンヨーグルト…大さじ2
レモン汁…小さじ3/4
スライスアーモンド…適宜
はちみつ…小さじ1/2
・塩、オリーブ油、こしょう
作り方
1.にんじんはせん切り、柿は太めのせん切りにする。にんじんに塩少々をふってしばらくおき、水けを絞る。
2.ヨーグルト、オリーブ油大さじ1/2、はちみつ、レモン汁、塩、こしょう各少々を混ぜ合わせてドレッシングを作り、1をあえて器に盛る。アーモンドをフライパンでからいりして散らす。
※145kcal
秋でなくても作りたくなるレシピばかりですよね!
夏の暑さがやわらぎ、秋を迎えるころにあらわれるという「秋バテ」。秋口は1日の中で日中から夜にかけて気温の変化が大きくなり、その影響で自律神経が乱れ、食欲不振、倦怠感、睡眠不足、肩こりなどの症状が出てくることをいうそうです。
毎日の食事に抗酸化作用に優れた柿を使うことは、秋バテを予防することにもつながりそうです。ぜひ、柿を食卓に取り入れたいですね。
文=山上由利子
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