「最近ニキビが増えた」という人は要注意! それ、生理前の女性ホルモンの乱れによるものかも!?

#美容・健康   
生理前や生理中のニキビに悩んでいませんか?


「なんだか最近、肌の調子が悪いなぁ」「ニキビが繰り返しできてしまう」なんてお悩みのあなた、それ、もしかしたら生理前の女性ホルモンの乱れによるものかもしれません。まずはニキビができる時期や場所を把握し、正しく対処しながら健やかな肌へ導きましょう!

ニキビができるタイミングを確認

女性ホルモンが原因のニキビの場合、生理の1〜2週間前からできることが多いです。その理由を詳しくお伝えします。

そもそも卵巣で作られる女性ホルモンは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類。卵胞ホルモンは子宮内膜を厚くして受精卵を着床しやすくする働きがあり、黄体ホルモンは厚くなった子宮内膜を維持し、妊娠に備えるために働いてくれます。

ニキビができるタイミングをチェックしましょう


生理の2週間ほど前はちょうど排卵後にあたり黄体ホルモンが増えるのですが、このホルモンには皮脂の量を増やす働きもあります。そのため、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まったり、皮脂をエサにして肌のアクネ菌が増殖・炎症を起こしたりして、ニキビが増える原因に。さらに、黄体ホルモンは食欲を増進させる作用もあり、脂肪分や糖分をとり過ぎることによって、ますます皮脂が分泌されてしまうのです。

しかも、もう一つの卵胞ホルモンは、肌の水分量を保持することにも寄与するので乾燥や紫外線などによる外部刺激から肌を潤いヴェールで守るのにも欠かせないのですが、困ったことに、この時期卵胞ホルモンが減ってしまうため、肌が余計に荒れがちに。

他にも、PMS(月経前症候群)症状によりストレスが溜まったり、黄体ホルモンにより体が水分や栄養を溜め込みやすい状態になってしまったりすることもニキビの悪化につながります。

男性ホルモンの影響を受けることも!

また、生理直前は黄体ホルモン・卵胞ホルモンともに急激に減少するので、わずかではありますが女性でも男性ホルモンの影響が強くなります。すると過剰な皮脂分泌が起こるため、ニキビができやすくなります。生理直前から生理中にかけてニキビができる人は、これが原因である可能性が高いです。

加えて、生理不順の人も要注意! 生理不順を起こす多のう胞性卵巣症候群(卵胞の成長が途中で止まり、いくつもの卵胞が卵巣の中に留まってしまう病気)により、卵巣で男性ホルモンが作られてしまうため、こちらも過剰な皮脂分泌につながり、ニキビができやすくなります。生理不順は放っておかずに、早めの受診がオススメです。

ニキビができる位置はどこ?

女性ホルモンをはじめとするホルモンの乱れによるニキビは、アゴなどのフェイスラインにできやすい傾向が。それは、フェイスラインが乾燥しやすく肌の新陳代謝が遅い箇所であるため、古い角質が残って詰まりがちになったり、先ほどお話しした潤いヴェールによるバリア機能が弱まったりするからなんです。もし、定期的にフェイスラインにニキビができるのであれば、女性ホルモンのバランスの乱れによるニキビを疑ってみてもいいかもしれません。

以上が生理前の女性ホルモンの乱れによるニキビの見分け方。ぜひ参考にしてくださいね。

監修=竹元 葉先生(sowaka women’s health clinic)
文(編集協力)=中田絢子

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