年末年始イッキ見推奨!2024年おすすめ韓国ドラマBEST10

2024年日本で配信された韓国ドラマ、気になっていたけれどなかなか時間がなくて見られなかった…という方も結構いらっしゃるのでは? 年末年始はそんな話題作を一気見するチャンス。人気韓流ナビゲーター・みんしるさんに今年のベスト10を選んでいただきました!


皆さま こんにちは!韓流ナビゲーターみんしるです。
韓流イベントのMCやラジオパーソナリティーとしてお仕事をする傍ら、毎日のように追い続けている韓国ドラマ。2024年もたくさんの作品を追いかけました。
今回はNetflix、U-NEXTAmazon Prime、Disney+で今年配信された韓国ドラマの中から私の胸を熱くしたベスト10を選びました。年末年始、ぜひ一気見してみてください!

【写真(144枚)】韓国ドラマおすすめNO.1は

【みんしる韓ドラアワード2024】韓流ナビゲーターみんしる的2024年ベスト韓ドラ10選

1. 定番の財閥ロマンスを男女逆転させた設定も斬新!『涙の女王』(Netflix)

最高視聴率24.9%!『涙の女王』

2024年を代表するドラマといえば『涙の女王』
最高視聴率24.9%は今年韓国で放送されたドラマの中で燦然と輝く記録となりました。『涙の女王』が凄かったのはヒット作を連発している人気脚本家に人気作品の演出家、そしてスター俳優キム・スヒョンという組み合わせでドラマが始まる前から高まっていた視聴者の期待値を、俳優たちの見事なアンサンブルで軽々と超えてきたところでしょうか。

例えるならば、金メダルを期待されたアスリートが余裕を持って連覇を成し遂げるような。これって当たり前のようでとっても難しいことですよね。

2024年を代表するドラマ『涙の女王』

韓ドラ定番の” 御曹司とのロマンス” を男女逆転させるという設定も斬新でしたし、映像の美しさや伏線の回収など細やかな演出も素晴らしく、今な様々なシーンが思い浮かびます。

また、こういうタイプの韓ドラは終わり方がとても重要ですが、本当に素敵で美しい結末でした。キム・スヒョン演じるペク・ヒョヌとキム・ジウォン演じるホン・ヘインの” ペクホン” カップルに愛することの尊さを教えられたドラマでした。

愛することの尊さを教えてくれたペクホンカップル

Netflixシリーズ「涙の女王」独占配信中



2. 2024年最強のダークホース『ソンジェ背負って走れ』(U-NEXT)

2024年世界的大ヒットとなった『ソンジェ背負って走れ』。30代ながら高校生カップルを自然に演じた2人のビジュ&演技力の高さも話題に!ピョン・ウソクは世界中で引っぱりだこに!

『涙の女王』が大本命であるならば、2024年最強のダークホース的ドラマだったのが『ソンジェ背負って走れ』ではないでしょうか。今年はタイムリープ系ドラマが豊作な1年でしたが、中でもシンドロームを巻き起こしたのがこのドラマです。

事故で下半身不随になり、生きる希望を失っていたソル。ソンジェにもらった言葉で前向きに生きることを決意

推しを守るために時間を超えて奔走するヒロインに感情移入し、どうかハッピーエンドになりますようにと願わずにはいられないドラマ。

高校生、大学生、大人の男…各世代のソンジェを見事に演じたピョン・ウソク。不器用な高校生時代もキュンキュンでしたが、大人の男の色気もヤバい!

ピョン・ウソクはハマり役ソンジェを演じ大ブレイクを果たし、イム・ソルを演じたキム・へユンも然り。2人とも苦節時代を乗り越えてスターの仲間入りを果たしたというバックグラウンドも相まって、この作品が特別なものに思えて仕方がありませんでした。

ソンジェ目線の名シーン!

ストーリーも演出も秀逸で、1エピソードたりとも無駄のない出来には感心するばかり。今年、私が周りに勧めまくったドラマでもあります。
11月22日(金)、23日(土)京セラドーム大阪で開催された
「MAMA AWARDS(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」ではソンジェになったピョン・ウソクがECLIPSEとしてステージに立ったことも話題になりましたね。

11月22日(金)、23日(土)京セラドーム大阪で開催された「MAMA AWARDS(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」に両日とも出演し話題に

「ソンジェ背負って走れ」のドラマのステージのような「MAMA AWARDS」の会場

本当にドラマのワンシーンのようで、作品が終わっても色々と楽しませてくれました。


ちなみに先日、韓国に行ったのですが街中はピョン・ウソクの広告だらけで、その人気の凄さを実感しました。まだの方はぜひ年末年始にイッキ見を!

『ソンジェ背負って走れ』
 (C) CJ ENM Studios Co., Ltd. U-NEXT独占配信中


3. キム・テリの天才的な演技力『ジョンニョン~スター誕生』(Disney +)

2024年の下半期、私を熱くさせた韓ドラが『ジョンニョン~スター誕生』です。


ウェブ漫画が原作のこの作品は戦後1950年代を舞台に、最高の女性国劇の俳優を夢見る天才的な歌い手ジョンニョンの成長を描いています。

女性国劇とは、1950年代前後に韓国で人気を集めた民族音楽劇の一つで、歌、舞踊、演技を融合させた総合芸術。「女性国劇」を韓国ドラマ史上初めて取り上げたということで話題を集めましたが、とにかく凄かったのは約3年間に渡り伝統芸能であるパンソリを練習し役に挑んだキム・テリの天才的な演技力でしょう。

ドラマでは古典として有名な『春香伝』など劇中劇が登場するのですが、キム・テリと同様に長期間レッスンを行った女優たちが魅せる舞台は本物さながら。
ドラマを楽しみつつ韓国の伝統芸能も知ることができるという点でも知的好奇心を刺激する作品でした。


女性劇団が舞台なので残念ながら心ときめかすイケメン俳優はいませんが、その代わりオッキョン先輩という魅惑の男役スターが登場します。

演じるのはスジ主演の『アンナ』やApple TVの『パチンコ』(どちらも名作です!)に出演しているチョン・ウンチェ。高貴な雰囲気が魅力的な女優ですが、ロングヘアをバッサリと切った彼女がスーツ姿に身を包み颯爽と歩く姿はあまりにもカッコ良すぎてハートを撃ち抜かれました。
『ガラスの仮面』や宝塚好きな方ならハマること間違いなしのドラマです。



4. 孤独や不安をリアルに丁寧に紡ぎ出す『LOST 人間失格』(Amazon Prime)

韓国での放送は2023年ですが、今秋Amazonプライムでやっと配信された作品です。
原題である『人間失格』というタイトルからしてダーク感が漂いますが、はい、とても暗いです(笑)。


ワケあって出版社を辞め家政婦をしながら生きるチョン・ドヨン演じる主人公ブジョン。
そして元ホストで今は仲間たちと何でも屋をしているリュ・ジュンヨル演じるガンジェ。
生きる世界が違う2人が偶然出会い心通わせることで、それぞれの人生が少しずつ変化していく様子を丁寧に描いていきます。


登場人物全員が何かと問題を抱えているという重い内容のドラマではありますが、現代を生きる人たちが心の奥底で抱えている孤独や不安をリアルに丁寧に紡ぎ出し、それでも人生は続きいつか小さな光を見出すことができることを教えてくれる本当に素晴らしい作品です。

随所に入る主人公2人のモノローグがといい交わすセリフといい、まるで小説を読んでいるかのようで、その言葉の数々が胸を打ちます。


メロドラマの巨匠と言われた映画監督ホ・ジノが初めて手がけたTVドラマということで話題でしたが、さすがの出来栄えで韓国の評論家たちを唸らせた作品でもあります。

そしてこのドラマはリュ・ジュンヨルのセクシーさが爆発。長髪に黒縁メガネ、モデル並みの着こなし、そしてあの声。演技力は文句なしの彼ですが「そりゃモテるわ」と納得してしまうほどでした。

名作ドラマ『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~』や『私の解放日誌』が好きな方におススメしたい名作です。



5. 今年1番泣かされたドラマ『照明店の客人たち』(Disney+)

つい最近、終了したばかりのドラマ『照明展の客人たち』。
悩みましたが素晴らしかったのでリスト入りさせていただきました。


今年5月の百想芸術大賞大賞を受賞したドラマ『ムービング』の原作者カンフルの最新作。
前作は超能力を持つ親子たちの物語でしたが、今回は生と死の狭間に生きる人々たちを描いています。

なんの説明もないまま話がスタートし、1話から4話までは「これはホラーか⁉︎」と見紛うほどとにかく怖い…。しかし5話からはヒューマンドラマへとガラリと変わり、仄暗い道を彷徨う人々が照明店へ向かう理由が一つ一つ明かされるたびに何度も涙が…。

特に7話の照明店の主人を演じるチュ・ジフンと、娘を救おうとする母親を演じるキム・ジョンウンのシーンは大号泣で、結果、今年1番泣かされたドラマになりました。

生きたい、生きてほしい…そして忘れたくない。
登場人物たちの想いに終始、切ない気持ちでいっぱいになりますが、最後の最後はアッといわせるオチが待っています。エンドクレジットの途中には、この後も続くであろうカンフル作品を匂わす映像があるのでどうぞお見逃しのないように。

ちなみに監督は『ミセン』のパク課長や『ムービング』で体育教師を演じた俳優キム・ヒウォン。
初監督ながらなかなかの手腕を見せ、これからがますます期待されます。
1度だけではなく、最低2回は見て味わってほしい作品です。ちょっと怖いですけどね。


6. コ・ミンシの突き抜けた狂気っぷりが凄い『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』(Netflix)

Netflixシリーズ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」。ペンションを営むヨンハ役はキム・ユンソク

配信されるやいなや、見るのをやめられず1日でイッキ見してしまったサスペンススリラーです。

ユ・ソンアを演じたコ・ミンシの狂気っぷりにも注目!

ある夏の日、自身が営むペンションに謎の女性が現れたことで全てが崩壊していくヨンハと、モーテルにやって来た謎の男によって日常を奪われていくサンジュン。

そんな2人の行く末を描いていくのですが、パズルが1ピースずつハマっていくような感覚で、少し難解なスリラーが好きな人におすすめです。

ユン・ゲサンが演じるモーテル経営の父と家族の物語は切なすぎる

ですがこのドラマの軸となるのは被害者と加害者についてだけではなく、不運にもその舞台となってしまった場所に住む人々の苦悩も描いているという点です。
特にユン・ゲサンが演じるモーテル経営の父と家族の物語は切なすぎました。

『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』より

そしてなんと言ってもこのドラマ見どころは謎の女、ユ・ソンアを演じたコ・ミンシの演技力!

その狂気っぷりは突き抜けていてこの作品でさらなる新境地を見せています。
エピソード冒頭に毎回登場するアイルランドの哲学者ジョージ・バークリーの「誰もいない森の中で大きな木が倒れた。 ドンドンという音がしただろうか。」という問いも印象的で、男性にもオススメしたい作品です。

Netflixシリーズ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」独占配信中


7. 今年1番洗練されていた『殺し屋たちの店』(Disney +)

エピソードもアクションも演出も今年1番洗練されていたドラマが『殺し屋たちの店』です。


死んだ叔父が残した怪しいショッピングモール。
叔父はどんな人間でショッピングモールの正体は何なのか? を残された姪のジアンが怪しむ間も無く、ショッピングモールの倉庫を狙う顧客=殺し屋たちの襲撃が始まりまります。


叔父ジンマンが残した言葉の数々が伏線となり、それがカチッとハマった時の快感が最高。
そして何より叔父チョン・ジンマンを演じたイ・ドンウクが超ハマり役。

私は常々、『トッケビ』以降ちょっと人間離れした役を演じさせたらピカイチな俳優だと思っているのですが、この役は久しぶりにどハマりしました。

ドラマが面白すぎて原作小説を読んだほどなのですが、原作で描かれているジンマンはイケメンでもシュッとした体型でなくどっちかというとむさ苦しい感じのキャラクターだったので、イ・ドンウクをキャスティングした関係者に拍手を送りたくなりました。


他にも女殺し屋ミンへを演じたクム・ヘナやジアンにムエタイを教えるパシン役のキム・ミンなど、個性的な俳優の魅力も楽しめる、海外ドラマのようなテイストの作品です。



8. 復讐を完遂した時のスッキリ感が半端ない『私の夫と結婚して』(Amazon Prime)

ラブコメの女王パク・ミニョンが大幅減量してのぞんだ『私の夫と結婚して』

韓ドラファンが2024年のベスト3を選ぶとしたら、必ず入っているであろう『私の夫と結婚して』。

ラブコメの女王パク・ミニョンの健在ぶりを見せ、今年を代表するブレイク俳優のひとりナ・イヌの魅力にハマる人続出のドラマでしたね。

親友スミンを演じたソン・ハユンの悪役っぷりも話題に!

タイムリープものの中でも分かりやすく、浮気をした夫と親友はもちろん姑や上司など、自分にとことん酷いことをしてきた人間たちに復讐していく姿が最高に気持ちのいい作品でした。

とにかく悪役たちが秀逸で、夫ミンファンを演じたイ・イギョンと親友スミンを演じたソン・ハユン無くしてはこのドラマの成功はなかったと思うほど。

最後の最後まで視聴者を腹立たせる演技があったからこそ、復讐を完遂した時のスッキリ感が半端なかったです。

夫ミンファンを演じたイ・イギョンも大ブレイク。日本でもファンミーティングを開催した

イ・イギョンはこの作品でナ・イヌに負けないほどのブレイクっぷりを見せていて、今年後半には2本のドラマに出演しています。日本での人気もうなぎ登りで今年2回のファンミーティングを行いましたが、誰もが爆笑間違いなしの大満足の内容だったそうで、次回はぜひ見に行きたいと思います。

高身長俳優、ナ・イヌの魅力にハマる人続出!ナ・イヌの日本でのあだ名は「部長」に決定

そして、多くの女性のハートを掴んだナ・イヌ。今後の活躍が本当に楽しみになりました。個人的にはまた眼鏡のイヌさんを拝ませていただきたいものです。

Amazon Original 『私の夫と結婚して』Prime Videoで独占配信中
(C)Studio Dragon by CJ ENM



9. まるで本物のカップルのよう…『卒業』(U-NEXT)

大人の恋愛『卒業』

今年見た恋愛ドラマの中で個人的にとても好きな作品です。
先日発表された韓国の映画雑誌cine21が選ぶ2024年ベスト韓国ドラマ3位にも選ばれていてなんだか嬉しくなりました。

人気塾講師ヘジンの元に新人講師としてやってきた教え子のジュノ

人気塾講師ヘジンの元に新人講師としてやってきた教え子のジュノ。
講師と生徒だった2人が少しずつ男女の関係へと変化していく様子を描いていくのですが、とにかく2人が本物のカップルのように自然で素敵でした。

覗き見しているような感覚に陥るデートシーンの演出も、さすが『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』のアン・パンソクが手がけただけあると納得。若干焦らし気味な進展の末、ついにキスをするシーンも秘密めいていて本当にドキドキしてしまいました。

本物のカップルのように自然で素敵

大人の恋愛をメインに描いていますが、韓国の塾や学校の裏側を描いているところも見どころです。
また、主人公2人は国語の講師なのですが、本物さながらの講義を見ていると韓国文学への興味も増してきます。

40代とは思えないチョン・リョウォンの可憐さ

40代とは思えないチョン・リョウォンの可憐さと、今まで見たことのないウィ・ハジュンの可愛さ。
華やかさよりもしっとりとした味わいのある韓ドラです。

『卒業』
(C)STUDIO DRAGON CORPORATION U-NEXT独占配信中



10. 韓国での人気を決定づけた坂口健太郎の魅力溢れる『愛のあとにくるもの』(Amazon Prime)

『愛のあとにくるもの』

日本を代表する俳優、坂口健太郎と韓国を代表する女優、イ・セヨン主演ということで配信前から話題だった『愛のあとにくるもの』

辻仁成とコン・ジヨンによる小説を原作にしたこのドラマは、日本で運命的な恋をし別れたチェ・ホンと青木潤悟が5年後、韓国で再会し、それぞれが感情の渦に巻き込まれる姿を静かに繊細に描いています。


まず圧巻なのはその映像美で、こんなにも美しい井の頭公園を収めた作品があっただろうか、と思いました。
日本での幸せな2人の姿と、後悔や自分の心を偽り続けようともがく2人を表現したような凍てついたソウルの景色。このコントラストも素晴らしく、まるで映画のようで音楽も極上でした。


留学生を演じたイ・セヨンの日本語は演技もさることながら感心するほどの出来栄え。
そしてこの作品で韓国での人気を決定づけた坂口健太郎の魅力も溢れていました。彼のような雰囲気の俳優は韓国にはいないんですよね。
だからこそ韓国女性たちが熱狂したわけで、日本にこんなにも素晴らしい俳優がいることを知らしめたことは誇らしいことです。

『愛のあとにくるもの』

来年以降、日韓俳優の共演がさらに増えるようですが、この作品がひとつのモデルとなることは間違いないでしょう。

『愛のあとにくるもの』Prime Videoにて見放題独占配信
(C)2024 Coupang Play All Rights Reserved


良かった作品はまだありますが、悩みに悩んで2024年みんしる的韓ドラBEST10を選んでみました。
皆さんの韓ドラ選びの助けになれば幸いです。年末年始にぜひご覧ください。
2025年も様々な韓国ドラマをご紹介していきますので、来年もどうぞよろしく!

みんしる
韓流ナビゲーター。韓流イベントのMCやラジオパーソナリティーとしても活躍中。初めてハマった韓国ドラマはキム・レウォン主演の『屋根部屋のネコ』。今ではNetflix、AmazonPrime、Disney+、U-NEXTを駆使し毎日のように韓国ドラマを追う日々。『イカゲーム2』をイッキ見する予定の年末年始。その前にシーズン1をおさらいしなければ…。Instagram@Minsil Chung

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