お肌は内側からのケアも大事!ビタミン+発酵食品で肌のターンオーバーを促進「焼きチキンサラダ」

【食べるシミケア】ビタミン+発酵食品で肌のターンオーバーを促進

美肌を守る本気の対策は、体の内側からのケアも大切です。美容皮膚科医の先生に監修していただき、お肌に良い食材や効果が期待される「食べるシミケア」ヒーローズの種類と、おいしくて栄養満点のサポートレシピをご紹介します。

【体の内側からシミケアレシピ】 「豚しゃぶの冷製うどん」など全10品の写真を見る
慶田朋子先生


▶教えてくれたのは
慶田朋子先生
美容皮膚科医、医学博士、レーザー専門医、皮膚科専門医。東京女子医科大学皮膚科助手、美容クリニック勤務などを経て、銀座ケイスキンクリニックを開設。誠実なカウンセリングと患者に寄り添った施術が評判に。テレビや新聞、ラジオ、雑誌、WEB媒体など多方面で活躍中。

夏のあとのシミ対策はインナーケアに注目!


シミやくすみ、シワ、たるみなどの肌トラブルは、紫外線が肌の細胞にダメージを与える活性酸素を発生させ、酸化させてしまうことが原因です。日焼け止めやスキンケアなど外側からの対策も大切ですが、同時に注目したいのが内側からのケア。抗酸化作用を持つ栄養素を積極的にとる「食べる紫外線対策」がおすすめです。

栄養素の中で特に注目したいのがビタミンA・C・E(通称ビタミンエース)。体内で発生する活性酸素の抑制を助け、シミやシワの原因となる酸化ダメージから肌を守ります。ほかにも、リコピン、ポリフェノール、Lーシステイン、アスタキサンチンも肌の修復、回復に効果が期待できます。1つに偏ることなく、いろいろな食材や栄養素をバランスよくとることも大切です。

「食べるシミケア」ヒーローズ!

シミケアヒーローズ

ビタミンA(β-カロテン)

皮膚や粘膜を健康に保ち、活性酸素を抑制して紫外線ダメージから肌を守る。肌のターンオーバーを促進したり、免疫機能の低下を防ぐ効果も期待できる。
主な食材にんじん、レバー、卵黄など

ビタミンC

活性酸素を除去してメラニンの生成を抑え、シミやソバカス、くすみの防止を助ける。コラーゲンの生成にも不可欠で、紫外線によって傷ついた肌の修復をサポートする。
主な食材:果物、小松菜、ブロッコリーなど

ビタミンE

血行促進、肌のターンオーバーを高めることを助ける。また、シミやソバカスの生成を防ぎ、老化の原因となる活性酸素の発生を防ぐ働きをサポート。
主な食材:ナッツ類、ごま、アボカドなど

ぼくたちもサポートするよ!

ぼくたちもサポートするよ!

アスタキサンチン

えび、鮭などの赤い色素に含まれるカロテノイドの一種。体内の活性酸素を除去する力にすぐれており、シミ、シワの予防、肌のハリや潤いの維持に役立つ。

L-システイン

とり肉などに多く含まれるアミノ酸の一種で、体内でメラニンの生成を抑える。肌のターンオーバーを促進し、メラニンの排出を助ける。

ポリフェノール(フィトケミカル)

お茶や果物などに含まれる色素や苦み成分。抗酸化作用があり、紫外線による活性酸素の発生を抑制して肌を守り、酸化ダメージの軽減に役立つ。

リコピン

トマトなどに含まれる赤い色素成分。強い抗酸化力を持ち、紫外線による活性酸素を除去し、肌の老化や酸化ダメージ防止に役立つ。

焼きチキン南蛮のサラダ仕立て

一口サイズの甘辛チキンにシャキシャキ生野菜とパワフルタルタルをたっぷり!

焼きチキン南蛮のサラダ仕立て

発酵食品には腸内環境を改善する効果が期待できます。ビタミンA・C・Eにプラスすれば、肌のターンオーバーを促進し、美肌を取り戻すための頼もしい味方に。

【材料】(2~3人分)
とりむね肉 …1枚(約250g)
水菜 …2株(約100g)
・にんじん …1/3本
・塩麹 …小さじ2
・タルタルソース
 ∟ゆで卵 …1個
 ∟プレーンヨーグルト …大さじ3
 ∟きゅうりのぬか漬け …1/4本
 ∟マヨネーズ …大さじ1
 ∟練り辛子 …小さじ1/2
 ∟こしょう …少々
・たれ
 ∟酢 …大さじ2
 ∟しょうゆ、砂糖 …各大さじ1と1/2
・小麦粉
・サラダ油

【作り方】
1. 水菜は4cm長さに切る。にんじんはせん切りにする。とり肉は皮を取り除いて一口大のそぎ切りにし、塩麹をからめて約15分おく。

肉に発酵食品をプラス

2. ゆで卵、きゅうりのぬか漬けは粗みじん切りにし、タルタルソースの残りの材料と混ぜ合わせる。

ソースにも発酵食品をプラス

3. とり肉に小麦粉大さじ1をまぶす。フライパンに油大さじ1と1/2を弱めの中火で熱し、とり肉を並べて約3分焼く。上下を返して約2分焼き、一度取り出す。
4. フライパンの余分な油を拭き、たれの材料を入れて中火で熱する。ふつふつとしてきたらとり肉を戻し入れ、からめる。
5. 器に1の野菜を広げて4をのせ、残ったたれをかける。タルタルソースをかける。

生野菜を一緒に

(1人分242kcal/塩分2.6g レシピ考案/植田有香子)

* * *

塩麹、ヨーグルト、ぬか漬けと3種の発酵食品を使用。生野菜と一緒に食べるから、ビタミンを逃さずにとれるのも魅力ですね。


監修/慶田朋子(銀座ケイスキンクリニック院長) レシピ考案/植田有香子 撮影/よねくらりょう 栄養計算/スタジオ食 イラスト/黒猫まな子
文/中田蜜柑

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