10分で”しみしみおでん”完成って本当!?煮込まないおでんを作ってみた:ちちかわえみぞうさんが【やってみた】

#食   

皆さんこんにちは、“踊る太腕繁盛記”こと三児の母、ちちかわでございます。

あったかいものが食べたい!けど煮込むのは面倒・・・


冬もすっかり本番となり、体が温まる料理が欲しくなる季節ですね。

今回は、冬の定番料理ランキングではおそらく3位以内には入選確実であろう

『おでん』をテーマに、簡単レシピを試してみたいと思います。

おでん=弱火でコトコト、長時間ひたすら煮込むもの。というイメージで

ダシや具材の下ごしらえに凝り始めたらキリがないと思うんですが、

それなら逆に限りなく手を抜くにはどうしたら?という方も気になりますね。

このたび、なんと大根をレンチンすることで、煮込まなくてもおでんができる!

「10分大根おでん」というレシピの記事を見て

これは役に立ちそうだと、どうしても試してみたくなった次第です。

果たして本当に、生の大根からそんなに素早くおでんができるんでしょうか!?

【全画像を見る】10分でおでんが完成するって、本当?


まず、こちらが今回用意した具材です。

雑誌の記事ではちくわ・揚げボール・はんぺんと大根だけを使って

ほとんど煮込まなくても食べられるようにしていましたが、

うちの場合は家族5人で、しかも翌日まで食べたいという思惑があることと、

味出しのためのごぼう天やら昆布、東京出身の夫が欠かせないというちくわぶ、

子供達の好物であるゆで卵やソーセージもできれば入れたいな~と思ったので

調理開始と同時に、これらの具材も白だしで煮込み始めることにしました。

ちなみに卵とこんにゃくの下茹では時間外です!すみません入れたかったんで…。

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さて、大根の下処理ですが、レシピ通りに行くと

【1】1.5cmの厚さにスライスした大根を、耐熱皿に並べる。

水大さじ1をふってラップをふんわりとかけ、電子レンジで約6分加熱。

…となるわけですが、実は私、ここで一度失敗いたしました。

レシピをよく読みもせず、いつものおでんサイズに切ったところ

大根の厚みがありすぎて、6分やそこらでは全く火が通らなかったのです。

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というわけで確認の上やり直したのがこちら。

時短したいなら厚みは1.5cmまで。この写真ぐらいがちょうどいい感じです。

火の通りと味しみを良くする狙いもあり、十字に隠し包丁を入れていますが

長時間煮込まないので、面取りは不要です!まあ普段からわりとしないけど!

6~7分ほど加熱が済んだら、

【2】すぐにラップをとり、めんつゆ(3倍濃縮)の原液大さじ1/2を回しかけ、ラップを元に戻して、そのまま約2分置いておく。

という手順になります。ほったらかしです。その間に鍋の方の味見をしてと…

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そして、しばらく置いておいた大根がこちらです。

おお~、ちゃんと中まで火が通ってる!

ただ使用した皿が中心に向かって傾斜しているため、めんつゆが内側に偏ってますね。

なるべく平らな容器を使うのがベターなようです。

ちなみに、最近の大根は生食OKなほどみずみずしく、えぐみが少ないので

米ぬか等を使わなくてもいいの?という点は、特に気にしなくて大丈夫ですが、

もし辛味の強い大根でやりたい場合などは、

レンジに入れる際に、水を少し多めに、大根の高さ1/3が浸かる程度まで入れ、

生のお米をぱらりと散らしてチンすると、アク抜き&甘さ増加の効果が出ます。

 

そして先に大鍋でゆっくり煮ておいた他の具材の鍋へ、後から大根を投入。

一般的な手順と違うので違和感ありますね…。

【3】他の具と一緒に1分ほど煮てはんぺんを乗せ、温まったら火を止めて完成!

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うわーすごい、ちゃんとおでんしてますね!

食べてみた感想は、大根の味はちょっとあっさりめだけど柔らかくて美味しいし

こんなインスタントみたいな時間で、おでんとして完成しているのが驚きです。

本当に10分そこらでできるんだなあ…!!

大根以外の具材は、こんにゃくだけは切れ目を入れても味が染みなかったけれど

その他は煮込み時間10分でも、わりと本格的にいい味が出ていました。

時短メニューゆえ、味なじみの不足は致し方ないかと思いましたが、

その残りを翌朝に食べてみたりした経験から、ぜひオススメしたいのが

調理時間自体はとても短くて簡単だから、できれば食べる数時間前に作って

一度完全に冷ましておいてから、温め返して食べることです。

逆に長時間煮込むよりも、膨らみすぎたり煮崩れたりもしなくて

見た目にキレイなしみしみおでんになります♪

この「大根をレンチンして下味をつける」という手法は、とても楽ちんなので

ポトフやぶり大根など他の大根料理にも応用できるかもしれません。

私は、同じようにレンチンした大根をごま油で焼いて

醤油とおかかをかけて、大根ステーキにしたりもしてみました。

これだと中が生のうちに表面だけが焦げるという失敗もなしで嬉しいですね!

冬にぴったりのレンチン大根、皆さんもどうぞお試しあれ~!

作=ちちかわえみぞう

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Information

■著者:ちちかわえみぞう
長女7歳、長男5歳、次男3歳の3児の母。育児中の自由のなさ、動けなさを、Twitterで解消するしがない主婦。一人でこっそり食べるアイスが一番の癒やし。

■出典:『レタスクラブ』11/25発売号「冬のラクうまおかず」

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