インド料理の万能油! 炒め物からお菓子にも使える「ギー」の作り方

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ギーの抗炎症作用はやけどや口内炎にも効果的


オリーブオイルやココナッツオイルなど、料理に欠かせない食用油。インドでは、「ギー」と呼ばれるオイルがあらゆる料理に使われています。食用だけでなく自然医療でも使われる万能油・ギーの作り方や、おすすめのレシピを見ていきましょう。

無塩バターだけで作れるインド料理の万能油


4月24日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、インド料理に使われる万能油「ギー」の作り方を紹介。ギーはお店で買うと100グラム約1,000円するのですが、家庭で作ると200円前後で済むためかなり経済的です。

今回は、インド・スパイス料理研究家の香取薫さんがギーの作り方をレクチャー。用意する食材は、無塩バター450グラムだけ。この量のバターから抽出されるギーはおよそ420~430グラムほどです。

バターをそのまま鍋に入れたら、溶かすために中火で約5分。焦がさないようにかき混ぜながら溶かしたら、火を出来る限り弱火にしてください。超弱火でも家庭用コンロでは強すぎるため、コンロの上に餅網を2、3枚重ねて火と鍋の間に空間を作りましょう。

15分ほど火にかけると、大きなドーム状の泡が発生するように。乳製品独特の不純物が白い塊となって浮いてきて、徐々に油と他の成分が分離していきます。さらに約10分経過すると、ドーム状の泡がきめ細かい小さな泡に変化。鍋の底が見えるくらい透明な液体に変わったら、火を止めて不織布タイプのキッチンペーパーでこしていきます。

香取さんは出来上がったギーとえびを使ったおススメレシピも伝授。えびの背に深く切り込みを入れて、ギーに刻んだにんにくをくわえたガーリックオイルで炒めました。バターを使うと焦げ付いてしまうのですが、ギーを使うことで焦げつかず香ばしいバター風味のガーリックオイルに。視聴者からは「無塩バターだけでいいなんて簡単」「ちょっと時間があるときに作ってみよう」「このオイルで料理してみたい!」と好評の声が上がりました。

作り置きのおかずにも!「キャベツのアチャール」


ギーを使った料理以外にも、インド料理にはスパイスの効いた美味しい料理がたくさん。ここからは、家庭で本格的なインドの味が楽しめるメニューをご紹介します。

【関連レシピ】「キャベツのアチャール」


ひとつめは、インド風のピクルスである「キャベツのアチャール」。キャベツを長さ5~6センチ、幅5ミリほどの細切りにして、耐熱ボウルにいれたら塩小さじ1を投入。水けを切るために皿などでおもしをして、約30分おいてください。

その間に小鍋に油大さじ1、クミンを入れて火にかけ、香りが立ったら水けを切ったキャベツと混ぜます。一味小さじ1/2、レモン汁も加えて混ぜ、10分以上おいて味をなじませたら完成です。

浅漬けでも美味しい「かじきのタンドール焼き風」


【関連レシピ】「かじきのタンドール焼き風」


続いては、「かじきのタンドール焼き風」。かじき2切れの水けをペーパーオイルで拭き取り、プレーンヨーグルト、おろしにんにく、おろししょうが、トマトケチャップ、カレー粉、サラダ油を合わせた漬けだれに絡めます。時間がないときは約30分おけば大丈夫ですが、一晩おくとさらに味がなじみますよ。

漬けだれを軽く切ったかじきは、熱した魚焼きグリルで約12分火を通しましょう。両面をこんがり焼き上げたら、つけ合わせの玉ねぎとカイエンヌペッパー、レモンを添えて盛り付けて。

インド料理に使うスパイスは数多くありますが、いろいろ試せば料理に合った味が見つかるはず。インド料理で一足早い夏気分を味わってみては?

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【関連レシピ】
キャベツのアチャール
かじきのタンドール焼き風

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