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またあの3食作る日々がやってくる…迫りくる夏休みにおびえるへとへと母さんを救う『神レシピ』 とは?料理研究家ジョーさん。インタビュー

心身ともにへとへとだった長い自粛生活。学校が再開して、生活も少し落ち着きを取り戻してきたと思ったら、早くも迫り来る夏休み!! 家族ぶんの食事を1日3食作り続けた、あの苦行のような日々が再び始まるのかと想像しただけで、どんよりとした気分に襲われます。疲弊しきった自粛期と同じ轍は踏みたくないもの。
そこで、『めんどうなことしないうまさ極みレシピ 激烈美味しいストレスなし103品』(KADOKAWA)の著者で、手軽で効率的な料理法が人気の料理研究家ジョーさん。に、へとへとに陥らないための食事作りのコツを伺いました。

効率的な料理の方法は「サボリ」や「ズボラ」ではない
―毎日ごはんを作るのにへとへとです…。夏休みに入り、また悪夢のような食事作りの日々が始まるのかと思うと憂鬱な気分に。食事作りの負担を軽くする方法を教えてください!
ジョーさん。(以下「ジョー」)食事作りに疲れちゃうというのは、きっとがんばり過ぎなんですよ。“毎日ごはんを作る”というのは、それだけでものすごいこと。キッチンに立つことができた時点で、たとえ結果として満足のいくごはんが作れなかったとしても、百点満点です!
―でも、SNSなどでは素晴らしい食卓の写真をアップしているママたちも多いですよね。そういうのを見てると、できてない自分がホントに「ズボラ」な気がして、罪悪感を感じてしまいます。
ジョー 効率的な料理の方法は、「サボリ」や「ズボラ」ではなく、大切なものを大切にした結果です。効率的に食事を作ることで、へとへとを回避でき、家族と穏やかに過ごせるなら、そのほうがずっといいですよね。
私もたまに使ってしまうことがあるのですが、レシピにおける「サボリ」や「ズボラ」といった表現は、作り手の「もっと手軽にごはんを作ってもいいんだよ~」という想いから出た言葉。だから、自分を責めず、めいっぱいそのレシピを活用しちゃってください。
また、料理を苦痛に感じている方や、そもそも料理が苦手という方って、大抵ものすごい高いところに基準を置いて、「できなかった」「苦手」としてしまっているんですよね。食材を焦がしてしまうのも、買い物をし過ぎて食材を余らせてダメにしてしまうのも、文字通り日常茶飯事。どんなに料理がうまくなっても起きることなので、そこで毎回落ち込まなくていいです。
完璧な食卓を目指す必要なし!お惣菜や冷食もアレンジ次第で映える
―毎日の献立を考えるのも大変です。
ジョー “メインのおかずがあって、副菜2つにお味噌汁、ごはんは炊き立て”というように、ものすごくハードルを高く設定してしまってませんか?そんな食卓を毎日準備するのは、料理を生業にしている私でも、「うわぁ…、作るの大変だなぁ」と感じてしまいます。
ごはんにお味噌汁だけ用意したらもう十分!おかずはスーパーの総菜や冷凍食品を利用するのもアリです。私自身、料理を仕事にしてはいますが、毎日全部手作りというわけではありません。ごはんだけ炊いておいて、おかずはお惣菜や冷凍食品ということもよくありますよ。
―でも買ってきたものを出すだけだと、やはり少し後ろめたさが…。
ジョー そんな罪悪感を感じる必要はないと思いますが、もし気になるなら、ちょっとしたタレやソースでアレンジするのがおすすめです。マヨネーズとケチャップを1:1で混ぜ合わせれば「オーロラソースもどき」ができあがりますし、めんつゆを薄めて片栗粉でとろみをつければ、簡単に「あんかけ風」に仕上げることもできます。
『めんどうなことしないうまさ極みレシピ』には、電子レンジで作るグラタンのレシピがあるのですが、この中で登場する「レンジで作るホワイトソース」をコロッケにかければ、「ベシャメルソース風」になります。

こういったタレやソースのアレンジによって、栄養が増えるわけではないけれど、「今日も台所に立ってやったぞ!」感が出ますよね。そういう小さな達成感ですら、疲弊している時には心の栄養になるのではないでしょうか。
―成長期の子どもがいるので、栄養面も少し気になります。
ジョー 卵、トマト、かぼちゃ、ブロッコリー。この4つは栄養豊富なので、常備しておくと手軽に栄養をプラスできて便利ですよ。例えば、お惣菜のカツや天ぷらも卵でとじれば、プラスαの栄養をとることができます。
お肉のおかずには、冷凍のコーンをチンして添えて、薄切りにしたトマトを盛りつけたり、冷凍のかぼちゃやブロッコリーをチンして添えるだけでもいいですよね。それだけでなんとなく、洋食屋さんぽく“作った”感も出ます。
―忙しくてごはんを炊き忘れてしまうことも。そんな時はどうすれば?
ジョー ごはんを炊く時間のない時は、パスタ、そうめん、そばなど乾麺の出番です。特にパスタはキロ単位で売られているのをセールのときに買っておけば、主食としては最も安上がりなのでおすすめ。私のレシピ本でパスタが多いのはそういった理由からです。
私も「炊飯器の予約をしてから出かければよかったー!」と台所で泣き崩れることがたびたびあります。そんな自分の肩をポンと叩いて、ここ一番のエエ顔で「コイツを使いな」と差し出されたいレシピを書いたので、時間のないときなどぜひ活用してください。包丁も火も使わないパスタのレシピもたくさん載せたので、疲れ切ってやる気のないときは、旦那さんやお子さんなど、誰かに作ってもらってもいいと思います。

ジョーさん。

▶Twitter:
@syokojiroInformation
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