深い味わいを楽しめる「えのきたけと麩の味噌汁」と「牛トマト炒めご飯」/何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい(3)

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えのきたけと麩の味噌汁

『何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい』 3回【全5回】


何も作りたくない日にさっと作れる、ご飯と汁だけのボリュームレシピ!

忙しい朝、とにかく時間がない日に家族のごはんを作るのは大変! でも、「作るのは2品だけと決めれば、料理のハードルがかなり下がります」と、料理研究家のワタナベマキさんは語ります。日々料理の仕事が忙しいマキさんだからこその、手抜きではないささっとごはんを紹介するのが『何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい』です。

本書では、ほぼ15分以内で作れるご飯と汁ものの組み合わせを多数紹介。混ぜご飯やのっけご飯など、冷凍ご飯でさっと作れるものや、この素材同士を合わせる事でこんなにおいしいなんて!と驚く組み合わせの汁ものまで、簡単なのに手抜きに見えない、ちゃんとボリュームのある組み合わせがずらり。

毎日忙しい人はもちろん、料理初心者の方、自炊をはじめたばかりの方にもおすすめのレシピをお送りします。

※本記事はワタナベマキ著の書籍『何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい』から一部抜粋・編集しました

えのきたけと 麩の味噌汁

◆材料(2人分)
えのきたけ…50g
焼き麩…6個
水だし汁(作り方は下記)…2カップ
味噌…大さじ2

◆作り方
1.えのきたけは2cm長さに切る。

2.鍋にだし汁と1を入れて中火にかけ、煮立ったらアクを除いて弱火にし、約2分煮る。味噌を溶き入れ、麩を加えてさっと煮る。

昆布と煮干しの水だし汁

昆布と煮干しの水だし汁

水1Lに5cm四方の昆布を2枚と、煮干し4~5本を入れ、 冷蔵室に一晩おく。

水1Lに5cm四方の昆布を2枚と、煮干し4~5本を入れ、 冷蔵室に一晩おく


【煮干しは下処理をして使います】
1.頭をはずす。ここが一番だしが出るので捨てないこと。

頭をはずす。ここが一番だしが出るので捨てないこと

2.頭はあごの部分を押してえらをはずす。えらにはえぐみがあるので捨てる。

頭はあごの部分を押してえらをはずす

3.胴は背開きにして内臓をとる。内臓は臭みが出るので使わない。

内臓は臭みが出るので使わない

煮干しは下処理をして使います


牛トマト炒めご飯

牛トマト炒めご飯

◆材料(2人分)
牛切り落とし肉…200g
さやいんげん…6本
トマト…小3個
温かいご飯…茶碗2杯分(300g)
オリーブオイル…小さじ2
A
 赤ワイン…80ml
 ウスターソース…大さじ2
しょうゆ…小さじ2

◆作り方
1.さやいんげんは縦に裂いて開く。トマトは四つ割りにする。

2.フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、牛肉を入れて色が変わるまで炒める。トマト、いんげん、Aを加え、汁けがなくなるまで返しながら焼き、しょうゆを加えて混ぜる。

3.器にご飯を盛り、2をのせる。

トマトと牛肉をウスターソース、しょうゆなどで炒めたご飯です。赤ワインを加えることで臭みもなく、あっさりとしたおいしさに。最後に黒こしょうをピリリときかせても。いんげんはスナップえんどうなどに変えてもおすすめです。汁ものに使うきのこは、しめじやエリンギ、しいたけでも。数種類混ぜるとさらに深い味わいに。

著=ワタナベマキ/『何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい』(KADOKAWA)

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