かぶは皮をむかないのが正解!煮汁もたっぷり味わえる「かぶとベーコンのスープバター煮」

秋冬に食べたくなる野菜料理といえば、温かい煮もの。とくに旬のかぶを使った煮ものは、甘みがあってとろりとした食感がたまりませんよね。
しかも、まるごと煮ることで、栄養を余すところなくとることができるうえ、むいたり切ったりする手間を省くこともできるのです。
「皮ごと照りつや煮もの」今回は「かぶとベーコンのスープバター煮」。ベーコンのうまみとバターのコクがしみたかぶが絶品です!
* * *
かぶとベーコンのスープバター煮
まるごとのかぶがとろけるおいしさに!
[ 材料・2人分 ]*1人分370kcal/塩分3.0g
・かぶ (葉つき) ...4個 (約400g)
・ベーコン (ブロック) ...150g
・煮汁
∟洋風スープの素 (顆粒) ...大さじ1/2
∟バター ...10g
∟水 ...2カップ
・塩
・こしょう
[ 作り方 ]
1. かぶは洗って白い部分と、葉、茎に切り分ける。直径約23cmの耐熱皿に白い部分を皮つきのまま並べ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ (600W) で約8分加熱する。葉と茎1個分は4cm長さに切る (残りはみそ汁の具などに利用を) 。ベーコンは1cm厚さに切る。
2. 鍋にかぶの白い部分、ベーコン、煮汁の材料を入れて中火にかける。煮立ったら弱めの中火にしてふたをし、約5分煮る。かぶの葉と茎を加えてさっと煮て、塩、こしょうで味をととのえる。
【編集部より】電子レンジ加熱で時短&味しみ効果!
野菜は長時間煮ると栄養が壊れやすいので、なるべく短時間におさえたいところ。そのため、火が通りにくい野菜は皮ごと(できればまるごと)事前に電子レンジで加熱しておくことが大事です。それによって味の通り道ができ、味が染み込みやすくなるといううれしい効果も!いわゆる下茹でと同じですね。
また、野菜を洗う際は皮を傷つけないようにするのも、栄養を流失させないためのポイント。野菜を洗うときは、たわしなどではなく食器用スポンジの方がおすすめだそう。野菜専用のものを用意すると便利です。
【編集部より】かぶは、まるごと入れることで特別感アップ!
かぶとベーコンの組み合わせは珍しいものではありませんが、かぶをまるごと使っているので特別感がありますね。かぶは大根に比べてやわらかくなりやすいので、とろとろの食感を楽しんでください。
【栄養MEMO】
皮のすぐ下はビタミンCやカリウムなどの栄養が豊富。切らずにまるごと煮ることで、栄養の流出もかなり抑えられます。また葉にはβ-カロテンが含まれるので、一緒に食べるのがおすすめ。
*電子レンジは600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。
* * *
煮汁もたっぷり味わえるスープ煮は、体を温めるのに最適。寒い夜にぜひ作っていただきたい一品です!
調理/上田淳子 撮影/木村 拓 スタイリング/河野亜紀 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子 編集部コメント取材/松田支信
【レタスクラブ編集部】
Information
▶︎教えてくれたのは
濱 裕宣さん
東京慈恵会医科大学附属病院栄養部課長。管理栄養士。健康と栄養バランスを第一に、患者の食生活を指導するほか、日常生活で生かせる食事法の指導も行なっている。新しい食育の形を発信する「栄養まるごとプロジェクト」の発足メンバー。
▶︎レシピ考案は
上田淳子さん
料理研究家。スイスやフランスなどで修業を積み、帰国後、シェフパティシエを経て、料理研究家に。 忙しい毎日の中で双子の男子を育て上げた経験を生かしたレシピは「毎日無理なく作れる」と大人気。自宅で料理教室を主宰するほか、雑誌やテレビなどでも活躍中。
<レタスクラブ22年11月増刊号より>
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詳しいレシピはこちら!
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