えっ、茹でずに食べられる!? ブロッコリーの茎の最高にウマい食べ方

テレビや雑誌を中心に活躍する料理家のきじまりゅうたさんが、料理の基礎やコツをご紹介!
調理がラクになるちょっとしたコツや、料理が飛躍的に上手くなるノウハウ、誰も教えてくれないマル秘テク、目からウロコの簡単レシピなど「料理はおもしろい」ことを伝えたいと語るきじまさんのyoutubeチャンネル「きじまごはん」から、編集部厳選の記事をお届けします。
きじまさんの明るいキャラクターとともに、一緒に料理を楽しんでいきましょう!

生のブロッコリーの最高にウマい食べ方!
ブロッコリーを食べたことがないという人は少ないかと思いますが、「生のブロッコリー」って食べたことありますか?
実はブロッコリーの茎って生で食べられるんですよ!
「きじまのブロ漬け」としてSNSでも話題になったこの食べ方、ほんとにすっごくおいしいんです。
今回はブロッコリーの茎の浅漬け、略して「ブロ漬け」の作り方を紹介します。
ほかにはない食感に驚きますよ!

「ブロ漬け」に使うのは、ブロッコリーの茎の部分のみ。
ブロッコリーの花の蕾になるふさふさの部分(花蕾・からい)は、小房に分けて別で調理してくださいね。
「ブロ漬け」の作り方1 茎の下処理

ブロッコリーの茎の部分だけを用意する


茎の断面は乾いて固くなっているため、切り落とす

茎を半分の長さに切り分ける


皮の内側にある点々の層までが硬い繊維質の層なので、この点々の内側まで皮をむく

つまり、ブロッコリーの茎の皮はめっちゃ厚くむく!

点々の内側に包丁を当てて、すっと下ろす
茎を立てるとむきやすい!


今回は生で食べますが、茹でて食べる場合も、皮は厚くむくと良い

一周むいたあとまだ繊維っぽいところが残っているようだったら、その箇所のみむく


食べられるところは意外と少ない

残り半分の茎もむいていく
上の方は皮も柔らかくて食べられるので、下の方だけむく

先ほどと同様に皮は厚めにむく
これで茎の下処理が完了!
「ブロ漬け」の作り方2 下漬け

下の方の茎は太いので、縦半分にカット

3〜4mmの薄切りにし、細い部分は斜めに切る

なるべく太さも大きさも揃えると良い

ブロッコリー1株の食べられる茎の部分は、意外と少ない…

カットした茎をビニール袋に入れる

茎の重さの1.5%の塩を入れる

茎1本に対して、だいたい小さじ1/2〜1が目安

まずは塩で下漬けして、水分を抜く

ビニール袋の中でシャカシャカ振る

ビニール袋の上から塩を擦りこみ、しんなりしたら空気を抜いて、ビニール袋の口を閉じる


だいたい10〜15分くらい、中から水分が出てくるまで待つ
「ブロ漬け」の作り方3 調味料で漬ける

15分ほどたつと、かなりくたっとしてきて水分が出ているので、ビニール袋の上からぎゅっぎゅっぎゅっと揉んで、最後のもう一絞り


ビニール袋の中の水分を全て捨てる
水分を捨てることで、次に入る調味料の味がしみる


ここで調味料を入れていきますが、入れる調味料は自由!
中華風にしてもいいし、わさび漬け風にしてもいい。

今回は「中華風甘酢漬け」をご紹介!

砂糖:小さじ1/2

酢:小さじ1

ラー油:ちょっとだけ

ビニール袋の上からもみもみ
しょう油を入れてもいいですが、ブロッコリーのきれいな緑を生かすために今回は甘酢にしました

口を閉じて、冷蔵庫で一晩寝かせる
2〜3日漬けても旨い!
「ブロ漬け」完成!



この独特の食感…ブロッコリーの茎以外では食べたことのない食感です!
たけのこやザーサイにも似ているけど、ブロッコリーでしかできない食感で、本当にオススメです。
これは絶対取り合いになりますよ!
SNSでの反響が大きかったという「ブロッコリーの茎の浅漬け」略して「ブロ漬け」。きじまさんにレシピ誕生のきっかけについて伺いました。
きじまさん:
「生のアスパラのぬか漬けを食べたらすごく美味しくて、茹でなきゃいけないと思っている野菜の中でも、生で食べられる物があることに気づきました。
ブロッコリーの茎もそのまま食べるとエグみがあるのですが、漬けることでアクが抜けて美味しくなったんですよね。ほかにはない食感が何よりの魅力です!」
__「ブロ漬け」をSNSで紹介したときの反響はいかがでしたか?
きじまさん:
「生で食べれるとは思わなかった」という感想が多かったです。
普段は茎を捨てちゃっているという声も多く、むしろ茎のほうが好きな私には衝撃でした。茎は皮を厚くむけば美味しく食べられますよ!」
__今回は中華風の味付けを紹介されていましたが、わさび風味のレシピも教えてください
きじまさん:
「茎を塩で浅漬けしてから、濃縮甘酒におろしわさびと砂糖と塩を混ぜると、わさび漬け風の味になりますよ。
わさび風味以外にも、茎を塩で浅漬けしてから調味液に漬ければ、レシピは成立します。
醤油・酢・砂糖・ごま油で中華風酢醤油漬け、酢・はちみつ・オリーブオイルで洋風マリネなど。ぜひお気に入りの味を見つけてください!」

きじまりゅうた
料理研究家。
祖母と母が料理研究家という家庭に育つ。
オリジナリティあふれるレシピと、わかりやすいトークを武器に、男性のリアルな視点から考えた「若い世代にもムリのない料理」の作り方を提案。現在は「NHKきじまりゅうたの小腹すいてませんか」「NHKきょうの料理」「NHKあさイチ」「CBCキユーピー3分クッキング」などのテレビ番組へのレギュラー出演をはじめ、WEB・雑誌 上でのレシピ紹介や、料理教室やイベント出演などを中心に活動している。著書も多数。youtubeチャンネル『きじまごはん』を配信中。
取材・文=ジョッキー
Information
Instagram:@ryutakijima
Twitter:@kijimaryuta
YouTube:きじまごはん 【料理家きじまりゅうた公式チャンネル】
▼きじま式「ブロッコリー」のおいしい切り方&食べ方」動画はこちら!
▼きじま式「玉ねぎのみじん切りのコツ」動画はこちら!
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