えっ、ゆで汁まで使えるの!?「魚そぼろ」でみそ汁&そうめんができちゃう裏ワザレシピ

#食   
かきたま汁そうめん

魚をもっと食べたいけど、忙しいとつい調理が面倒で・・・という方におすすめなのが、魚そぼろ。熟成した塩蔵の魚をゆでてほぐし、調味料をからめるだけで、おいしいそぼろになるんです。ご飯にのせるのはもちろん、多彩な料理に使えます。今回は2種類の魚そぼろの作り方と、魚をゆでたときのゆで汁を使った汁ものメニュー2品をご紹介! ゆで汁まで活用するという、「超」がつくほど節約&エコなメニューですよ。

*  *  *

「魚そぼろ」はさまざまな魚で作れますが、今回は塩鮭を使った「塩鮭そぼろ」と、塩だらを使った「塩だらそぼろ」の作り方をレクチャーします。この2種のそぼろのゆで汁は、汁ものやめんつゆのだし汁として活用できます。削りがつおや昆布とは違った、魚ならではの味を満喫してください。ゆで汁を使ったレシピは「キャベツのバターみそ汁」と「かきたま汁そうめん」の2品です。

塩鮭そぼろの作り方

程よい塩けにごま油の香りが漂う

[ 材料・作りやすい分量 ]*大さじ1で48kcal/塩分0.4g
・塩鮭(甘塩)・・・ 2~3切れ(約200g)
しょうゆ ごま油

[ 作り方 ]
1. 塩鮭は3等分に切る。鍋に水4カップを入れて沸かし、鮭を入れて中火で約3分ゆでる。途中アクが出たら除く。火を止めてそのままおく。

魚そぼろはパサつかないようゆでる


2. 鮭の粗熱がとれたら水けを拭いて皮と骨を取り除き、身を軽くほぐす。ボウルに入れてしょうゆ小さじ2、ごま油大さじ1を順に加えてそのつどからめる。保存容器に入れて保存する。

魚をほぐして油をからめる

鮭そぼろ


塩鮭そぼろのゆで汁レシピ・キャベツのバターみそ汁

鮭のうまみにみそバターで定番の味わい

[ 材料・2人分 ]*1人分77kcal/塩分3.2g
・塩鮭そぼろのゆで汁・・・2と1/2カップ
・キャベツ・・・ 100g
みそ バター こしょう

[ 作り方 ]
1. キャベツは3㎝四方に切る。

2. 鍋にそぼろのゆで汁、1を入れて中火にかけ、煮立ってから約3分煮る。みそ大さじ2を溶き入れる。

3. 椀に盛り、バター10gを等分してのせ、こしょう少々をふる。

キャベツのバターみそ汁


塩だらそぼろの作り方

オリーブ油の香りで洋風に使える

[ 材料・作りやすい分量 ]*大さじ1で24kcal/塩分0.5g
・甘塩たら・・・ 2~3切れ(約200g)
塩 オリーブ油

[ 作り方 ]
1. 甘塩たらは3等分に切る。鍋に水4カップを入れて沸かし、たらを入れて中火で約3分ゆでる。途中アクが出たら除く。火を止めてそのままおく。

2. たらの粗熱がとれたら水けを拭いて皮と骨を取り除き、身を軽くほぐす。ボウルに入れて塩小さじ1/4、オリーブ油大さじ1を順に加えてそのつどからめる。保存容器に入れて保存する。

塩だらそぼろ


塩だらそぼろのゆで汁レシピ・かきたま汁そうめん

卵でとじて汁のうまみを全部味わって

[ 材料・2人分 ]*1人分で224kcal/塩分2.2g
・塩だらそぼろのゆで汁・・・3と1/2カップ
・卵・・・ 1個
・そうめん・・・ 100g
■水溶き片栗粉
 └片栗粉 ・・・大さじ1
 └水 ・・・大さじ2
しょうゆ こしょう

[ 作り方 ]
1. そうめんは袋の表示どおりにゆで、ざるに上げて水けをきり、器に盛る。

2. 鍋にそぼろのゆで汁を入れて中火にかける。煮立ったらしょうゆ大さじ1、こしょう少々と、水溶き片栗粉を加えて混ぜ、とろみをつける。卵を溶きほぐして回し入れ、軽く混ぜて1にかける。

かきたま汁そうめんは卵でとじているから汁のうまみをたっぷり味わえる


魚が身近になる豆知識

Q ゆで汁も保存できる?
A ゆで汁には、魚のうまみや塩分とともに脂も溶け出しています。長く保存することで、その脂が劣化して臭みに変わるので、保存は冷蔵室で1~2日間に。特に脂の多いさばやほっけでそぼろを作るときは、臭みが気になることが多いので避けたほうがよいでしょう。

*  *  *

【編集部より】余熱で火を通してしっとり長持ち♪10日間保存可能です!
しっとりとした魚そぼろを作るコツは、ゆですぎず、余熱で火を通すこと。どちらの魚そぼろも、冷蔵室で約10日間保存可能です。試作の際、実際に作ってから10日間保存したそぼろを食べましたが、しっとりしていておいしさもそのまま!ただし、口をつけた直箸で取らないなど衛生面には注意しましょう。

魚そぼろは常備しておくととても便利。しかも魚グリルを使わないから、後片付けが楽チンなのも魅力です。コールスローやラペサラダにプラスしたり、チャーハンの具としても使うのもいいですね。今回のレシピようにゆで汁を使えば、さらにレパートリーが増えるので、ぜひ試してみてください。

調理・栄養監修/小田真規子 撮影/澤木央子 スタイリング/浜田恵子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/早川徳美 編集部コメント取材/松田支信
 
【レタスクラブ編集部】

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<レタスクラブ23年3月号より>








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