魚介のうまみたっぷりのスープがごちそう! おもてなしにも使えるブイヤベース5選

魚介のうまみがたっぷりとしみ出したブイヤベースは、具だくさんで食べごたえ抜群のスープ。地元・フランスでは質と伝統を守るために具材や作り方を規定した「ブイヤベース憲章」という公認レシピまで存在します。今回は、そんなブイヤベースのレシピを5つをご紹介。バラエティ豊かなブイヤベース作りにチャレンジしてみましょう。
【簡単ブイヤベース】(423Kcal、塩分2.6g)
<材料・4人分>鯛 4切れ、するめいか 2はい、有頭えび 4~5尾、玉ねぎ 小1個(約160g)、カットトマト缶 1/2缶(約200g)、ルイユ(卵黄 2個分、おろしにんにく 少々、オリーブ油 大さじ2、塩 小さじ1/4、一味とうがらし 少々)、白ワイン 1/2カップ、塩、オリーブ油
<作り方>
1. 玉ねぎは縦半分に切って縦薄切りにする。鯛は大きめの一口大に切る。いかは、わたごと足を引き抜いて、わたを除く。エンペラ、胴はペーパータオルで皮をつかんでむき、1cm厚さの輪切りにする。足は2~3本ずつに切り分け、食べやすい長さに切る。えびは殻つきのまま竹串で背わたを除く。
2. バットにいか、鯛を入れて塩小さじ2/3をふってもみ込み、オリーブ油大さじ1を加えてさらに混ぜ合わせる。いかと鯛はあらかじめ、塩とオリーブ油でマリネする。こうすることで下味がつき、煮るときに風味もよくなる。
3. ルイユを作る。ボウルに卵黄を入れ、泡立て器で混ぜる。オリーブ油を少しずつ加えながら混ぜる。なめらかになったら、にんにく、塩、一味を加えてなじむまでさらに混ぜる。ブイヤベース用のピリ辛ソース「ルイユ」。卵黄にオリーブ油を少しずつ加え、泡立て器で混ぜて作る。
4. 鍋に水5カップ、ワインを入れて強めの中火にかけ、煮立ったら玉ねぎを入れて約3分煮る。カットトマトを缶汁ごとと、塩少々を加えて約3分煮て、香りが立ったら2を汁けごと加え、えびも加えて約3分煮る。煮立ったスープに、魚介を加える。スープは玉ねぎ、カットトマトを煮て、香りよく仕上げておく。
5. 器に盛り、3を小皿に入れて添える。ルイユを溶かしながら食べて。
※完全にさまして保存容器に入れ、冷蔵庫で1~2日間保存可能。
えびから出ただしを楽しむためには、頭につまったミソのうまみを味わえる有頭のものが断然おすすめ。ブイヤベースに欠かせないピリ辛のルイユがコクをプラスして、簡単なのになんとも言えないおいしさを作り上げています。
【あさりといかのブイヤベース風】
レモンでさわやかな香りに。いかは火を通しすぎるとかたくなってしまうので、あさりの口があいてから加えるようにしましょう。

【さばと夏野菜のブイヤベース】
とろっと煮えた夏野菜とさばが好相性。さばは臭みをとるために煮る前に一度焼きつけます。

【ジンジャーブイヤベース】
しょうがのせん切りが加わり風味良く仕上がっています。里いも入りでお腹も満足する1品。

【ブイヤベース風魚介のトマト煮】
野菜はあさりとえびのゆで汁を使って煮ます。魚介は野菜が煮えてから加え、5分ほど煮るだけでOK。

ブイヤベース憲章には、「長時間煮て魚のえぐみが出るのを避けるため、短時間で作る」という項目があるそうです。今回紹介したブイヤベースもすべて煮込み時間は短いものばかり。調理時間をしっかり守って、おいしく作ってくださいね。
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