「お母さんがおかしくなった」母の排泄物が入ったレジ袋を投げ捨て…小学生ヤングケアラーの壮絶体験と母の最期【48歳で認知症になった母 結末とネタバレ】

#くらし   

発症当時、美齊津さんは小学5年生。幼くして家族の介護をになう、いわゆる「ヤングケアラー」とならざるをえませんでした。

お母さんじゃないみたい

いつも明るくて優しかったお母さんが、自分のことすら分からなくなってしまう…。その過酷な現実に向き合う息子の葛藤と苦悩はどんなものだったのでしょうか。今回の記事では、「やっちゃん」こと美齊津康弘さんの壮絶な経験とその後の人生にも触れています。ネタバレになる可能性があるためご注意ください。


プロローグと登場人物紹介

美齊津康弘さん(やっちゃん)は、当時小学五年生。
水産会社を経営するお父さんと、6歳上のお兄さん、そしてお母さんと暮らしていました。

一足早く母の異変に気づいたのは…

優しくて明るいお母さんが大好き

母が認知症になる前は…

母が一番大好きだった

このとき、お母さんは48歳。
幸せだった日々に暗雲が立ち込めはじめたのは、このすぐあとのことでした。

変わっていく母

お母さんがおかしくなっちゃった…

最初に異変を感じたのは、お母さんと一緒に近所のショッピングセンターに行ったときのことでした。

母の異変に最初に気づいたのは

家に戻って母に文句を言うと…

そして数日後。美齊津さんが小学校から帰ると、お父さんの会社で経理の仕事をしているはずのお母さんが、家にいるではありませんか。

母が鏡に話しかける姿

このころすでにお母さんは、仕事が続けられないほど病状が進んでいて、辞めざるをえなかったのかもしれません。
鏡に話しかける姿を目にはしていても、一緒に過ごす時間が増えたことをただただ嬉しく思っていたといいます。しかし病気は、二人の生活から「当たり前」を奪い去っていきます。

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