「お母さんがおかしくなった」母の排泄物が入ったレジ袋を投げ捨て…小学生ヤングケアラーの壮絶体験と母の最期【48歳で認知症になった母 結末とネタバレ】


繰り返される失敗や独り言に、心が騒ぐこともなくなっていました。
病状にも、その後始末をしなければならない自分の現状にも、どこか諦めたような冷めた心境で毎日をやり過ごしていたのです。
そんなある日のこと。
お父さんが、お母さんの病気が治るかもしれないと言いだしました。
時間がかかるため長期的な入院が必要で、お金もかかりますが、県外に治療してくれる病院を見つけたというのです。


認知症を治そうと、お母さんは入院しました。お母さんがいなくなった家は、ただただ静かです。

入院から2日後、お姉さんが家を訪ねてきました。


謝り続けるお姉さんに対して、かける言葉も見つかりません。
そして入院から1週間後、家族でお母さんの入院先に面会に行くことになりました。お父さんと、夏休みで帰省中のお兄さん、そしてお姉さんとその子どもたち3人も一緒です。
入院してほんの1週間でしたが、快復しているんじゃないか…そんな期待が美齊津さんにはありました。しかし、現実は過酷でした。

お父さんが話しかけても、お母さんは反応しません。お兄さんやお姉さんのことも認識できないようで、ブツブツと独り言をつぶやくだけ。そんな様子に、お兄さんやお姉さんはショックで言葉も出ないようでした。


そしてこんな風に、美齊津さんの介護の日々は終わりを迎えたのです。
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