白菜の甘みと食感で新定番に!? きじま流「白菜コールスローサラダ」

テレビや雑誌を中心に活躍する料理家のきじまりゅうたさんが、料理の基礎やコツをご紹介!
調理がラクになるちょっとしたコツや、料理が飛躍的に上手くなるノウハウ、誰も教えてくれないマル秘テク、目からウロコの簡単レシピなど「料理はおもしろい」ことを伝えたいと語るきじまさんのyoutubeチャンネル「きじまごはん」から、編集部厳選の記事をお届けします。
旬の白菜はみずみずしくておいしいうえにお手頃価格。今回はそんな白菜がたっぷり食べられる「白菜のコールスローサラダ」を紹介します。コールスローといえばキャベツで作るのが定番ですが、白菜のコールスローもとってもおいしいんです。もともとクセの少ない白菜をマヨネーズで味付けするので、小さいお子さんにもおすすめです。ぜひ作ってみてください!
生で食べる白菜は、食感も甘みもバツグン!

コールスローといえば、キャベツのコールスローを想像しませんか? でも今回はキャベツの代わりに生の白菜で作りますよ。材料は白菜のほかにもいろいろ揃えましたが、白菜だけでも十分においしいコールスローが作れます。水気をしっかり絞れば、3日くらいは冷蔵庫で日持ちするので、多めに作っておくといいですね。冬場の洋食の添え物にぴったりです。

【材料】
白菜:1/4個(500〜600g)
にんじん:5cm
玉ねぎ:1/4個
コーン缶(ホール):50g
塩:少々
サラダ油:小さじ1〜2
塩:小さじ1.5
水:100ml
マヨネーズ:大さじ4
砂糖:小さじ2
酢:小さじ1
こしょう:少々
作り方

白菜1/4個(500〜600g)を切ります。葉先は5〜6ミリ幅に切り、切った白菜は袋に入れます。

白くて厚みのある軸の部分は、なるべく細めの2〜3ミリ幅に切ります。

にんじん5cmもなるべく細く切りたいので、千切りが作れるスライサーがある場合は、スライサーを使ってください。

スライサーがない場合は、包丁で千切りにします。まず、にんじんを薄切りにします。

薄切りにしたにんじんを重ね、端から細切りにすると、にんじんの千切りができます。にんじんも生で食べるため、なるべく細く切る方が食べやすいと思います。

玉ねぎ1/4個を切ります。根元を落とし、繊維と平行に、ごく薄切りにします。薄切り用のスライサーがある場合は、スライサーを使ってください。
今回のレシピは白菜のほかに、にんじん、玉ねぎ、コーンを使いますが、最低限、白菜があれば成立する料理です。白菜だけで作ってもおいしいコールスローサラダが作れますよ。

切った材料を袋に入れます。

味付け前の下準備が、今回の“ちょいコツポイント”です。
野菜は塩水で塩もみして、水気を絞って使う
塩もみしないと水が出て味が薄まります。

野菜同士が混ざるように、袋をシャカシャカ振ります。混ぜるときは、袋が便利ですね。

よく混ざったら、袋に、塩小さじ1.5、水100mlを入れます。
塩水にする理由は、水が塩を溶かして、野菜と早く馴染むためです。

もう一度、袋をシャカシャカ振って、塩水と馴染ませます。袋の空気を抜いて、口を閉じます。

野菜の太さにもよりますが、野菜がしんなりするまで、だいたい10〜30分置きます。

30分ほどおくと、野菜がかなり柔らかくなり、水分がたくさん出ます。

袋の中身をザルに出し、水気を絞ります。みずみずしい冬の白菜は水分量が多いので、水がたくさん出てくると思います。1/4個の白菜の量がかなり減り、ペロリと食べられますよ。

水気を絞った白菜をボウルに移し、菜箸などでほぐします。

調味料を加えます。

好みによりますが、今回はマヨネーズ大さじ4を入れます。ちょっと甘い方がおいしいと思うので砂糖小さじ2、味を引き締める酢小さじ1を入れ、混ぜます。

塩もみしているので塩分は効いていますが、味見をしてちょっと足りないなと思う方は、塩とこしょうで味を整えてください。こしょうを多めに入れると大人っぽい味になり、僕は好きです。

もし味付けの段階で水分が出ていたら、ちょっと油を入れ、水分と油を乳化させてください。

最後にコーン缶(ホール)50gを加えます。なければ入れなくてもOKです。

「白菜のコールスローサラダ」の完成です!
試食

白菜1/4個なので、量がたっぷりありますね。いただきます!

白菜の甘みと食感のよさが抜群です。マヨネーズにお酢と砂糖を加えたのもいいですね、おいしいです。
このシャキシャキ感はキャベツを超えていますよ。白菜だけで作ってもいいですし、ほかの材料を加えてもいいですね。人が集まるときのメニューにするなら、具沢山にすると喜ばれると思います。とにかく白菜がおいしいコールスローです。ぜひ作ってみてください!
今回、教えてもらった「白菜のコールスローサラダ」について、気になるポイントをきじまさんに伺いました。
__塩だけでなく、塩水でもむのはどうしてでしょうか? 水を加えるので、水っぽくならないのでしょうか?
きじまさん:塩だけを加えると、白菜の水分で塩が溶け始めて徐々に塩分が浸透していくのですが、水を加えると塩が早く溶けるので、白菜への浸透が早くなります。つまり、時短のために塩水にしているのです。
__水気を切る場合は、どれくらい絞るといいのでしょうか?
きじまさん:なるべくしっかり水気を絞ったほうが、水っぽくなるのを防げます。なるべくきつく絞ってください。
__白菜と同じ手順でキャベツのコールスローも作れますか?
きじまさん:作れます!
__コールスローがあるとフライドチキンが食べたくなります。きじまさんはなにと合わせて食べることが多いですか?
きじまさん:フライドチキンとの組み合わせはテッパンですね。同じ方向性だと、とりむね肉の唐揚げもオススメですよ。どちらもYouTubeにあがっているのでぜひチェックしてください!

きじまりゅうた
料理研究家。
祖母と母が料理研究家という家庭に育つ。
オリジナリティあふれるレシピと、わかりやすいトークを武器に、男性のリアルな視点から考えた「若い世代にもムリのない料理」の作り方を提案。現在は「NHKきじまりゅうたの小腹すいてませんか」「NHKきょうの料理」「NHKあさイチ」「CBCキユーピー3分クッキング」などのテレビ番組へのレギュラー出演をはじめ、WEB・雑誌 上でのレシピ紹介や、料理教室やイベント出演などを中心に活動している。著書『極狭キッチンで絶品!自炊ごはん』(新星出版社)。youtubeチャンネル『きじまごはん』を配信中。
取材・文=ジョッキー
Information
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