花粉症の季節はヨーグルトが見逃せない!

#美容・健康   
今回教えてくれたのは▷今津嘉宏先生/芝大門 いまづクリニック院長


教えてくれたのは▷今津嘉宏先生/芝大門 いまづクリニック院長

内科、外科、肛門外科、消化器内科、漢方内科、漢方産婦人科などを開設し、総合的な診察を行なう。

「ヨーグルトの乳酸菌は、アレルギー症状の軽減に効果がありますよ」と今津先生。

乳酸菌がくしゃみや鼻詰まりを緩和!


乳酸菌を継続してとった群のほうが、鼻症状が改善した人が多く見られる結果に。


東京近郊に住むスギ花粉症患者100人を2群に分け、一方は乳酸菌(OLL2809)を含む錠剤を、もう一方はこの乳酸菌を含まないプラセボ(偽薬)を、8週間毎日摂取しました。

すると乳酸菌を継続してとった群のほうが、鼻症状が改善した人が多く見られました。

この結果により、乳酸菌の宝庫であるヨーグルトが、アレルギー症状が強いスギ花粉症患者の鼻症状の軽減に有効であることが確認されました。

近年花粉症の患者が増えています


10年ほど前は、花粉症の人は5人に1人くらいでしたが、近年は3~4人に1人になってきています。

データだけでなく、私の患者にも、増えてきていることを実感します。

人間の体は、何か1つのアレルギー源に反応するようになると、いろいろなものに反応しやすくなります。

工業化が進んだり、土地開発で自然がなくなるなどの環境の変化によって、反応を起こしやすい原因が増えていることから、花粉症も顕著に増えているのでしょう。

乳酸菌で症状が軽くなる患者が多くいます


ヨーグルトの乳酸菌が、花粉症の軽減に効果があると知っている患者は多く、実際にヨーグルトを継続的に食べている患者の多くは、以前よりも花粉症がラクになったといっています。

上のグラフにもあるように、ヨーグルトの乳酸菌で、鼻症状が緩和したというデータもあります。

ほかにも、ヨーグルトなどの発酵食品と花粉症に関する論文やデータもいくつかあり、ヨーグルトをそのまま食べるのはもちろんですが、ほかの食品と合わせて食べることで、効果が上がる可能性があることが分かりました。

ほかの食品と合わせれば、ヨーグルトを食べる機会も増えます。

このあとは、おすすめの食べ方をご紹介します。

まずは1週間やってみて!ヨーグルト+αの食事習慣


どの食べ方が自分に合うかは、やってみないと分かりません。

1週間続けてみて、おなかの調子がよくなってきたら、その食べ方が合っているので、さらに続けましょう。

おすすめの食べ方[1]発酵食品×発酵食品▷「ヨーグルトと一緒にほかの発酵食品を食べる」


ヨーグルトの乳酸菌で花粉症が改善する可能性があるのは、乳酸菌によって腸内環境がよくなり、免疫機能が正常に働きやすくなったからと考えられます。

1種類の発酵食品を食べるよりも、多種類の発酵食品を食べるほうが腸内環境がよくなるというデータもあるので、発酵食品を組み合わせて食べてみてください。

。ヨーグルトは動物性で、日本には、みそ、納豆、漬け物といった植物 性の発酵食品が豊富にあるので、和食を食べたあとのデザートにヨーグルトを食 べるのも効果的。


発酵食品は身近にたくさんあります


動物性と植物性の発酵食品を合わせると効果が上がる可能性が高いという論文もあります。

ヨーグルトは動物性で、日本には、みそ、納豆、漬け物といった植物性の発酵食品が豊富にあるので、和食を食べたあとのデザートにヨーグルトを食べるのも効果的です。

おすすめの食べ方[2]温めて食べる▷「スープにヨーグルトを」


乳酸菌は加熱すると死滅しますが、腸内の善玉菌の餌として働くため、整腸作用などの効果は変わりません。

ヨーグルトは温めてもおいしいので、寒い季節に冷たいヨーグルトを食べるのが苦手な人は、温かいメニューに使ってみてください。

いつものスープに、ヨーグルトを浮かべるだけでもいいですね。

スープにトマトを使い、 ヨーグルトを合わせたミネストローネ


トマトの成分も花粉症に効果あり!


トマトに含まれるポリフェノールの「ナリンゲニンカルコン」は、花粉症を抑制する効果があるので、スープにトマトを使い、ヨーグルトを合わせてみては。

※スギ花粉症患者の中には、生のトマトに含まれる成分に反応しアレルギー症状が悪化する人もいるので、トマトはしっかり加熱しましょう。

▷ミネストローネの作り方

玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、ベーコンは小さめの角切りにし、オリーブ油で炒める。

しんなりしたら、水、カットトマト缶、洋風スープの素(顆粒)を加えて煮て、塩、こしょうで味をととのえる。

器に盛り、プレーンヨーグルトを浮かべる。

おすすめの食べ方[3]バナナと合わせる▷「スムージーに」


バナナの香り成分「オイゲノール」やしそに含まれる「ロスマリン酸」にも、抗アレルギー作用があることが分かっています。

また、甘酒は発酵食品ですので、腸内環境をととのえます。

スムージーにして朝食やおやつに飲むと取り入れやすいでしょう。

バナナや甘酒と合わせてスムージーにすると、朝食やおやつに飲みやすくなります。


▷ヨーグルトバナナしそスムージー 材料(1杯分)と作り方

バナナ1本は3~4つに切り、青じそ10枚は3~4つにちぎる。

プレーンヨーグルト200gとともにミキサーに入れ、かくはんする。

▷ヨーグルトバナナ甘酒スムージー 材料(1杯分)と作り方

バナナ1本は3~4つに切る。

プレーンヨーグルト100g、甘酒(米麹)1/2カップとともにミキサーに入れ、かくはんする。

【レタスクラブ編集部】

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Information

レシピ提案・調理/舘野真知子 撮影/豊田朋子 スタイリング/鈴木亜希子 編集協力/早川徳美 デザイン/hooop

教えてくれたのは▷今津嘉宏先生/芝大門 いまづクリニック院長
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