下半身の動きをなめらかに!「膝蓋骨スクワット」/コリと痛みの駆けこみ寺!のびちぢみ体操(6)

日々の疲れが蓄積して、思ったように体が動かない…そんな方、多いのではないでしょうか。
マッサージに行ってもすぐに状態が戻ってしまう…と感じる人もいるかと思います。実は、揉めば一時的には筋肉がほぐれても、その後硬くなり逆効果になってしまうこともあるんだとか。
国家資格である理学療法士として活躍し、Youtubeでも大きな支持を集める山内義弘さんが紹介する「のびちぢみ体操」は、筋肉を縮めながら伸ばすことで、筋繊維までほぐれて「1回で症状が良くなる」と評判。長い時間も強い力も必要としないこのメソッドは、運動生理学でも活用されているものです。
そんなカリスマ理学療法士が明かす、症状別の本当の原因と解消法をご紹介します!
※本記事は山内義弘(著)、いしかわひろこ(イラスト)の書籍『コリと痛みの駆けこみ寺! のびちぢみ体操』から一部抜粋・編集しました。
【お悩み】変形性ひざ関節症、歩くとひざが痛い

ココをゆるめよう!
ひざのお皿を動かす太ももの筋肉「内側広筋」「外側広筋」「中間広筋」
中高年になるとひざ痛が増えてきますが、その多くは軟骨がすり減る変形性ひざ関節症です。そのポイントがひざのお皿(膝蓋骨)です。ここを動かす筋肉は加齢に伴って衰えやすく、筋肉が固くなってひざのお皿が下の骨とくっつき、スムーズに動かなくなってしまいます。ひざの負担も増え、軟骨も徐々にすり減って、症状が進みます。
痛みをとるメカニズム
太ももの筋肉はひざのコルセット。働くようにしてひざを安定させる
ひざのお皿(膝蓋骨)を動かす太ももの筋肉が働かないと、ひざが横にぐらぐらして不安定になります。これでは痛みは大きくなるばかり!体操で目覚めさせて、ひざを安定させましょう。体重をかけたときに、お皿がすっと上に上がって、ひざの曲げのばしがスムーズになります。

Check! お皿が動かないとひざ痛の原因に! 動きをチェックしてみよう
座って脚をのばし、両手で左右からひざのお皿を持ち、太もものほうに動かしてみます。指1.5本分、あるいは2cm動けばOK。動かないときはひざに負担がかかっています。

ひざのお皿の癒着を取って、下半身の動きをなめらかに
膝蓋骨スクワット
回数:痛いほうを5回
ココに効く!:ひざのお皿を動かす太ももの筋肉「内側広筋」「外側広筋」「中間広筋」
左ひざが痛い場合
1 痛いほうの脚を1半歩前にだします
左足首を90度にキープするのは、太ももの筋肉だけにアプローチするためです。

2 前の脚のひざをのばして体重をのせます
前の脚のすねから下は動かさないのがポイント。ひざをのばして体重をのせることで太ももの筋肉が収縮し、お皿がきゅっと上がります。

3 ゆっくり5秒かけてもとの位置に体重を戻します
ゆっくり戻すことで、太ももの筋肉を「ちぢめながらのばして」柔らかくほぐします。

【POINT】
ひざが痛くてこの体操ができないときは、ひざタオル押し運動を!

痛いほうの脚をのばしていすや床に座り、痛いほうのひざ下に10cm幅のタオルをおき、かかととお尻をつけたまま、2秒かけて、ひざ裏でタオルを下に押しつけます。
著=山内義弘、イラスト=いしかわひろこ/『コリと痛みの駆けこみ寺! のびちぢみ体操』
Information
おすすめ読みもの(PR)
プレゼント応募

「「ノザキのコンビーフ(80g×6 個)」」
そのままでも調理してもおいしいから、ローリングストックに最適!
メルマガ登録で毎週プレゼント情報が届く!
新規会員登録する
読みものランキング
読みものランキングをもっと見る
レシピランキング
レシピランキングをもっと見る
レタスクラブ最新号
レタスクラブ最新号詳細