気分がアガるおもてなしデザートに!「紅茶のプリン」などプリンアレンジ3選

#食   
上品な香りが魅力のアレンジ「紅茶のプリン」

なめらかプリンに押されがちだった、昔ながらの「ちょいかため」プリンが今再び大人気! 卵、牛乳、砂糖だけのシンプルなプリンもいいけれど、同じ生地にひと手間加えて作る、おもてなしにもぴったりのアレンジはいかがですか?

「喫茶店のクラシックプリン」今回は、見栄えも味も満点のアレンジレシピ3種をお届けします。

*  *  *

まずは、基本のプリンの作り方をご紹介しましょう。

基本のクラシックプリン

卵風味のしっかり生地とほろ苦カラメルソースが絶品!

卵風味の「ちょいかため」生地にほろ苦カラメルソースがマッチ!

[ 材料・150mlの耐熱のプリンカップ4個分 ]*1個分214kcal/塩分0.2g
・プリン液
 ∟卵 (Mサイズ) ...4個 (約200g)
 ∟牛乳 ...1と1/4カップ
 ∟グラニュー糖 ...50g
・カラメルソース
 ∟グラニュー糖 ...40g
・デコレーション
 ∟ホイップクリーム ...適量
 ∟チェリー缶 ...4粒

[ 下準備 ]
・オーブンは140℃に予熱しておく。
・カラメルソースを作り (下記参照) 、耐熱のプリンカップに等分に入れておく。

【編集部より】お菓子作りは準備が肝心!
シンプルな材料だからこそ、準備が大切になのがお菓子。計量が少しでも違うと、かかる時間も仕上がりも変わってしまいます。上記の下準備のほか、調理中に慌てないように、道具なども用意しておくのがおすすめです。
また、カラメルソースは、カップに等分に入れたあとは室温においておくこと。プリン液を作っている間にほどよく安定します。冷蔵室に入れると冷えすぎてしまい、焼き時間に影響するので注意しましょう。

[ カラメルソースの作り方 ]
熱湯大さじ1を用意しておく。小さくて深さのある鍋にグラニュー糖、水大さじ1を入れて中火にかける。色づき始めたら、鍋を回して色を均一にしながら、焦げ茶色になるまで加熱する。火を止め、熱湯を3回くらいに分けて加える※。
※温度差があるとはねやすいので、必ず熱湯を使うこと。一気に加えると危険なので注意してください。

カラメルソースの甘さは、熱湯を入れるタイミングによって調整できる

熱湯を入れるタイミングによって、甘〜ほろ苦まで調整できる!



【編集部より】プリンづくりのクライマックスは実はここ!
シンプルなプリン作りの中で、一番の難関がカラメルソース作り。ここで味が決まると言っても過言ではありません。
ポイントは
・準備を万端にしておくこと
・目を離さないこと
カラメルソースはあっという間に色づくので、「今だ!」と思った時に熱湯を入れないと、どんどん変化し、最終的には焦げてしまいます。
今回のカラメルソースは少し大人向きにほろ苦く作るため、焦げ茶色になってから熱湯を入れていますが、もう少し早い段階に入れれば甘くすることもできます。繰り返し作って、自分の好みの味を見つけましょう。

[ 作り方 ]
1. プリン液を作る

溶きほぐした卵とグラニュー糖を混ぜ、温めた牛乳を少しずつ加えて混ぜる

鍋に牛乳と、グラニュー糖の1/2量を中火にかける。ゴムべらで混ぜながら温め、鍋の縁がふつふつしてきたら火を止める (約60℃) 。ボウルに卵を溶きほぐし、残りのグラニュー糖を加えて泡立て器で泡立てないようにすり混ぜる。牛乳を少しずつ加えて混ぜる。

【編集部より】牛乳は沸騰させてはダメ!

沸騰させてはダメ!

牛乳は沸騰させるとたんぱく質が変化し、おいしさが損なわれます。鍋の縁に小さな泡が立つ程度でOK。卵と混ぜる際の適温(約60℃)にもなります。

2. カップに入れる

茶こしでこしながらプリン液をカップに静かに流し入れる

耐熱のバット (21×16×高さ3cm) にペーパータオルを敷き、カラメルソースが入ったプリンカップをなるべくすき間なく並べる。1を茶こしでこしながらカップに静かに流し入れ、気泡があったら竹串で潰す。

3. 焼く

カップの高さ1/3くらいまでバットに湯を注ぎ入れ、オーブンで焼く

2のバットに、カップの高さの1/3くらいまで湯 (約60℃※) を注ぎ入れる。オーブンで25~30分焼く。
※沸騰した湯に同量の水を加えると約60℃になる。

【編集部より】湯煎焼きでなめらかに仕上げる
プリンを焼くときにバットなどに湯を入れて焼くのが「湯煎焼き」。湯を入れることで温度の上昇が緩やかになるので、「す」が入らず、なめらかに仕上がります。
入れる湯の温度は約60℃。温度計がない場合は、沸騰した湯に同量の水を加えると約60°Cになります。

4. カップからはずす

スプーンの背で縁を軽く押してカップから生地をはがす

竹串をそっと刺してみて、何もついてこなければ焼き上がり。バットから取り出し、粗熱がとれたら冷蔵室で冷やす (4時間以上) 。スプーンの背で縁を軽く押してカップから生地をはがし、皿をかぶせてひっくり返してはずす。ホイップクリーム、チェリーを飾る。

【編集部より】焼き上がりは竹串でチェック!

竹串をそっと刺してみて、何もついてこなければ焼き上がり

プリンは冷やすことで生地が締まるので、焼き上がり時は、揺らすと表面がかすかにふるふると揺れるくらいが目安です。確実なのは竹串を刺す方法。生地がまだ固まっていない場合は竹串に生地がついたり、刺した穴から液体が出てきたりします。
焼きが足りない場合は、同じ温度のオーブンに再び入れ、あと少しなら3分、まだまだなら5分追加して焼きましょう。

[ 家にある器でも作れます ]

家にある耐熱の器を使ってもOK

マグカップやココットなど、耐熱の器を使ってもOK。ただし、器の厚みやサイズ、材質によって加熱時間が変わることもあるので、作り方4の焼き上がりの見極め方法でチェックして。

[ 鍋で蒸す場合の作り方 ]

オーブンがない場合は鍋で蒸す方法もある

オーブンがない場合は、鍋で蒸す方法もあります。すが入らないよう、ごく弱火をキープするのがポイント。
1. 鍋にペーパータオルを敷いて、生地の入ったカップにアルミホイルをかぶせて並べる。鍋にカップの高さの1/3くらいまで水を注ぎ、ふたをしてごく弱火で約10分蒸す。
2. 火を止めて約3分おいたら取り出し、アルミホイルをはずす。粗熱がとれたら冷蔵室で冷やす。
※加熱が足りない場合は、ごく弱火で、あと少しなら3分、まだまだなら5分追加加熱する。


次ページ:基本のプリンを応用! 大人も子どもも喜ぶアレンジプリン3種(2/2)

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<レタスクラブ23年3月号より>


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