◆高島トマト(長崎市高島町)
出荷時期:2月~5月
長崎県の離島の一つ、高島にある「たかしま農園」で栽培されたトマト。島に吹き込む潮風と島の土の中にあるミネラルが含まれたトマトは、うま味たっぷり! さらに、ビタミンCやポリフェノールなどの栄養素が一般的なトマトの2~3倍も含まれているんだとか!
◆小串トマト(長崎県東彼杵郡川棚町)
出荷時期:1月下旬~6月上旬
1990年に「農林水産大臣賞」を受賞した経験もある小串トマトは、濃厚な甘さが特徴。栽培中の水やりをあえて減らすことで果実を小さくし、実の中の糖分量の割合を高めているそう。
◆大島トマト(西海市大島町)
出荷時期:2月~5月
もともと造船の町だった大島で1980年代後半に誕生し、いまや大島町の名物にもなった大島トマト。最小限の水と肥料だけを与えて育てられたトマトの中から、糖度8度以上のトマトだけが大島トマトブランドとして出荷されています。甘みと酸味がしっかりしていて、トマト本来のおいしさが味わえると評判です。
◆五島ルビー(五島市の富江地区)
出荷時期:9月下旬~翌年6月上旬
長崎県・五島列島の南西部に位置する五島市の富江地区のトマト「五島ルビー」は、糖度7度以上の甘くてコクがある中玉トマト。普通のトマトと比べ、ビタミンCは約3倍、カルシウムは約2倍も含まれているそう。
◆大雲仙トマト(島原半島)
出荷時期:12月~6月
長崎県・島原半島で採れる大雲仙トマトは、生産者すべてが減農薬、減化学肥料栽培を行っているのが特徴(「長崎県特別栽培農産物」として認証)。もちろんおいしさもお墨つきで、なかでも糖度が10以上になる「特ちゃんトマト」は、トマト嫌いの子どももよろこんで食べるほどだそうす。
サラダだけではもったいない! トマトの副菜レシピ
トマトは生で食べても加熱してもおいしい食材です。今回は、あっという間に完成するトマトの副菜をご紹介しますね!
【レシピ1】アボカドとトマトのマリネ
ついつい箸が止まらなくなるさっぱり味のマリネです。トマトとアボカドの色が鮮やかで、目にもうれしい!
アボカドとトマトのマリネ
材料(2人分)
トマト…1個(約200g)
アボカド…1/2個
マリネ液
・酢…大さじ1
・オリーブ油、砂糖…各大さじ1/2
・塩…小さじ1/2
・こしょう…少々
作り方
1.マリネ液の材料を混ぜ合わせる。
2.トマトは食べやすい大きさに、アボカドは1cm角に切る。1にアボカドを加えて軽くつぶす。トマトを入れてよく混ぜ、冷蔵庫で約3分冷やす。
※123kcal
【レシピ2】なすとトマトの中華風
加熱することでよりうま味が増すトマトは、油とあわせることでトロッとした食感になるナスと相性抜群! にんにくも効いているのでスタミナアップにも◎。簡単に作れておいしい一品です。
【レシピ3】トマトとみょうがのごまあえ
夏と秋に旬を迎えるみょうがは、意外かもしれませんがトマトとも合うんです。ごまと酢を加えることで、すがすがしい味わいに。
最後に、新鮮でおいしいトマトの見分けをご存じですか?
へたと反対側の、果実のお尻の部分から放射線状に入った線を「スターマーク」というのですが、この数が多く、はっきり表れているほどおいしいトマトなんだそう。
トマトを買うときの参考にしてみてくださいね!
文=山上由利子