煮汁にとろみをつけて味をまとわせる「かぶのえびそぼろあんかけ」【笠原将弘さんの極上煮もの】

煮もののお悩みで多いのが、「具材の中まで味がしみこまない」「味がしみこむまでに時間がかかる」こと。そこで、予約の取れない人気和食店「賛否両論」の笠原さんに、長時間煮込まなくてもおいしくできる、煮ものの作り方を教えてもらいました。「とろみ」がポイントだそうですよ!

教えてくれたのは…
▷笠原将弘さん
東京・恵比寿にある日本料理店「賛否両論」店主。お店の料理を惜しみなく公開した、創業20周年記念レシピ本『賛否両論 味の世界』(KADOKAWA)が大好評発売中。
かぶのえびそぼろあんかけ
やわらかく煮た野菜に豪華なそぼろあんを

【材料・2~3人分】*1人分98kcal/塩分3.5g
・かぶ・・・ 5個(約400g)
・えび ・・・6尾
■煮汁
└だし汁・・・ 3カップ
└うす口しょうゆ、みりん・・・ 各1/4カップ
■水溶き片栗粉
└片栗粉、水 ・・・各小さじ2強
塩 酒 片栗粉
【作り方】
1.かぶは茎を切り分け、縦半分に切る。茎3 ~ 4本は小口切りにして塩少々をふってもみ、水けを絞る。
2.鍋に煮汁の材料とかぶを入れ、中火にかける。煮立ったら弱火にして約10分煮る。火を止め、そのままさます。
3.えびは殻をむいて背わたを取り、ボウルに入れる。酒、塩、片栗粉各少々を加えてもみ、汚れを落とす。流水で洗って水けを拭き、粗みじん切りにする。
4.2の煮汁1カップを別の鍋に取り、えびを加えて中火にかける。えびの色が変わったらアクを取り、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。残りの2も温める。

5.器にかぶを煮汁をきって盛る。4のあんをかけ、 1の茎の塩もみをのせる。
* * *
片栗粉でとろみをつけた煮汁を材料にまとわせると、煮汁のうまみをダイレクトに味わえます。さらに、冷めにくくなるので、できたてアツアツの煮ものが楽しめます。この裏ワザ、ぜひほかの煮ものにも応用してみてくださいね!
レシピ考案/笠原将弘 撮影/広瀬貴子 スタイリング/池水陽子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/赤澤かおり
文=高梨奈々
Information
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詳しいレシピはこちら!<レタスクラブ ’24 11月増刊号より>

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