丸々買っても怖くない! 野菜を残さず使い切る冷凍テク

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野菜の値段が高めの今だからこそ! 買ったものをムダにせず、最後まで使い切るには、賢く冷凍保存することがベストです。使い勝手抜群の切り方で、生のまま冷凍すれば活用度100%。時短になり、食材をダメにすることもない“冷凍テク”を料理研究家の池上正子さんに教えてもらいました。

 

生のまま冷凍OKの野菜


【白菜】5~6cm四方

【写真を見る】白菜は何かと使い勝手のいい、大きめのざく切りに


鍋、スープ、煮ものなどに使いやすいのが大きめのざく切り。凍ったまま細切りにしたり、袋の上からもんで一口大にもできます。

●使い方/ベーコンと白菜のスープ煮、肉だんごと白菜の煮もの、鮭と白菜のクリーム煮などに。鍋もの全般にも。

 

【パプリカ】六~八つ割り

大きめカットが◎


解凍するとくったりするので、種とわたを取ってから大きめに切ります。食感を生かした煮込みやマリネなどに活用して。

●使い方/ラタトゥイユ、豚肉とパプリカの中華炒め、えびとパプリカのハーブマリネ風、ピクルスなどに。

 

【万能ねぎ】2等分にして束ねる

ばっさり2等分でOK


あると便利な万能ねぎ。小口切りにすると霜で固まるので、長いまま保存袋に入れます。使うときは凍ったまま好きな長さに切って。

●使い方/炒めものや煮もの、どんぶりものの彩り、野菜炒め、肉だんご、かきたま汁、お好み焼き、卵焼きなどに。

 

【ピーマン】細切り

炒めものに便利な細切りで


1~2個余らせがちなピーマンは、炒めものに便利な細切りで冷凍を。食感は程よくしんなりして、調味料や具材にもよくなじみます。

●使い方/焼きそばや青椒肉絲(チンジャオロースー)などのほか、湯をかけて解凍し、あえものやサラダに使っても。

 

【ブロッコリー】小房に分ける

茎も皮をむけば冷凍可能


大きめの小房に分け、茎は皮をむき、細めの棒状に切って冷凍を。冷凍するとくずれて食感がなくなるので、サラダは不向き。

●使い方/ツナとブロッコリーのパスタ、肉とブロッコリーの炒めもの、コンソメスープ、シチューなどに。

 

【もやし】袋のまま

袋のまま冷凍庫へ


冷凍は不向きといわれますが、しんなりした食感を生かせば大丈夫。未開封のまま冷凍すると、空気が入らず劣化しにくくなります。

●使い方/野菜炒め、ひき肉ともやしのあんかけ、焼きうどん、中華スープやラーメン、みそ汁の具などに。

 

【れんこん】1cm厚さの半月切り

シャキッとした食感を残すために1cm厚さの半月切りに


繊維が強く、シャキッとした食感はそのまま。厚めに切ると揚げものや煮ものにも便利です。白さを残したいなら水にさらして冷凍を。

●使い方/筑前煮、れんこんの塩炒め、はさみ焼き、とり肉とれんこんのうま煮、根菜シチュー、割って汁ものに。

※いずれも【保存期間】は2~3週間です。

 

半端に残った野菜は…


大きさをそろえてカットし、わが家流“冷凍ミックス野菜”に


にんじん、大根、しいたけ、じゃがいもなどが半端に残ったときは、いちょう切りなどに切り揃えてから保存袋に入れて冷凍するのがおすすめ。みそ汁やスープを作るときに早く火が通って便利です。

余らせてダメにしちゃうより割高でも少量を…と買っていた人も、こんなに冷凍保存が簡単なら、もう白菜まるまる1個やピーマン袋買いも怖くありませんね!

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Information

教えてくれたのは:池上正子さん
料理研究家。アイディア料理が得意で、特に冷凍調理に定評がある。著書に『ラクラク、おいしい! 下味冷凍ワザあり便利帳』(永岡書店)ほか。

撮影=安井真喜子 編集協力=佐藤由香(シェルト*ゴ)


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