
撮影:貝塚 隆
基本の扱い方
11枚ずつはがす(1)
少量を使うときは、まるのままの状態で、かたい軸のつけ根に包丁を入れます。

21枚ずつはがす(2)
そこから指を入れて1枚ずつはがします。

31枚ずつはがす(葉を大きいまま使うとき)
ロールキャベツなど、葉を大きいまま使いたいときに。
葉をはずしやすいように、芯(しん)のまわりに包丁を入れ、ぐるりと芯をくりぬき、水にくぐらせてラップに包み、電子レンジ強で約2分加熱します。ラップをはずし、外側から1枚ずつ葉をはずします。加熱によってしんなりするので、破れずうまくはがせます。加熱しすぎないように、大きさによって時間調整を。
電子レンジがない場合は、熱湯につけても。大きい鍋にたっぷりの湯を沸かし、芯をくりぬいたキャベツを入れ、表面がしんなりしたら1枚ずつはがします。
4芯を落としてからはがす
半割りのキャベツから葉をはがすときは、芯の両側から斜めに包丁を入れて芯を取り除き、その切り口から指を入れてはがすとスムーズ。

5軸を取る
葉脈の厚い部分はかたいので、用途によっては除きます。かたい部分の両脇に包丁を入れ、切り取ります。

6ゆでて使う
葉を大きいままゆでるときは、かたい軸の側からさっと湯に通し、ざるに広げてさまします。春キャベツはやわらかく、クタッとなるのが早いので注意。電子レンジ加熱の場合は、洗って水をきらずに耐熱皿に入れ、ラップをかけて加熱します。

切り方
1ざく切り
葉を3〜4等分して重ね、横にして端から用途に応じた大きさにザクザク切っていきます。

2炒めもの用は大きめに
炒めものなどにはやや大きめの切り方で。何枚か葉を重ねて切ればスピーディー。特に、春キャベツはやわらかく、加熱するとすぐにクタッとなるので、大きめに切るとよいでしょう。

3せん切り(1)
キャベツを四つ割りにして軸のかたい部分を切り取ります。

4せん切り(2)
内側と外側の2つに分けます。

5せん切り(3)
外側の部分をまな板に押しつけてなるべく平らにし、端からせん切りにします。内側も同様にして切ります。1枚ずつはずして、扱いやすい大きさに切って重ね、端からせん切りにしても。

6せん切り(4)
切ったらすぐに冷水に放し、シャキッとさせます。変色を防ぐ効果も。

7皮むき器でせん切りに
扱いやすい大きさに切ったら、葉をはがさず、大きめの皮むき器や薄切り用スライサーでせん切りにします。

8手でちぎる
半分や四つ割りなら、葉を手で一口大にちぎりながら芯も取り除きます。

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