基本はこれ! 浴室掃除に必要な洗剤一覧

#フレンズ 
どんな洗剤がどんな汚れ落としにいいのか知っておこう


いつも清潔にしておきたい浴室。掃除に使う洗剤は市販のものがいいのか、ナチュラル系がいいのか、ひそかに悩んでいる人は多いのでは? そこで、浴室掃除におすすめの洗剤類をご紹介します。

浴室用洗剤


中性。本来混じり合うことのない水と油を混ぜ合わせる働きをもつ「界面活性剤」という成分が含まれているため、皮脂などの油汚れを浮かせて水で洗い流すことができます。手肌や素材(天然の大理石は除く)を傷めることなく、浴室内の汚れに幅広く使うことができます。液体タイプや泡で出るスプレータイプなどがあり、ぬるぬるしたヌメリ汚れ(=ピンクカビ)発生を防ぐ除菌効果や防カビ効果を謳ったものも。

浴槽、壁、床、浴室小物などの皮脂や石けんかすといった汚れを化学の力で緩め、落としやすくしてくれるので、ゴシゴシこする必要がないのが魅力。

カビ取り剤


塩素系。カビの胞子や菌糸を殺菌し、さらに漂白してカビを消す効果があります。カビを退治するには、表面に見えている黒い部分だけでなく、繁殖のもとの“根(=菌糸)”を除去する必要があるので、カビ取り専用の洗剤を使うのがおすすめ。飛び散りを防ぐために泡やジェル状にスプレーできるものや、ドアや窓のゴムパッキンに浸透しやすい専用のものなどいろいろなタイプが出回っているので、退治したいカビが生えている場所に合ったカビ取り剤を使いましょう。

※塩素系のカビ取り剤には「混ぜるな危険」と表示されていて、酸性のものと混ざると有害なガスが発生し、命にかかわります。酢やクエン酸などの酸性のものと混ぜないのはもちろん、連続使用も避けましょう。

クレンザー


汚れを浮き上がらせる「界面活性剤」と、汚れを削り落とす「研磨材」という2つの成分をあわせて作られた洗剤。鏡についたウロコじみ(水あか+皮脂汚れ)を研磨剤の力でこすり落とせます。

クリーム状のものと粉末状のものがあり、クリーム状のほうが粒子が細かくてやさしく磨くことができ、粒子の粗い粉末状のほうが削る力が強いという特徴が。意外にデリケートな素材が多い浴室掃除にはクリームタイプがおすすめです。

重曹


弱アルカリ性。自然界にある天然物質なので、小さい子どもがいる家庭でも安心して使うことができ、環境にもやさしいナチュラルクリーニングの代表格。皮脂汚れなど酸性の汚れを落としやすくする効果があり、細かい粒子には穏やかな研磨効果があるため水あかやカビ落としにクレンザー代わりとして使うこともできます。

ただし、その効果はあくまでも穏やか。蓄積してしまった汚れを落とすパワーは市販の合成洗剤類にはかなわないので、ついてすぐの軽い汚れを毎日こまめに落としたい!という人向け。

粉末のまま汚れにふりかけて使うほか、重曹6:水4の比率で「重曹ペースト」にして使う場合もあります。

酢(クエン酸)


酸性。蛇口や鏡、小物置き場、シャワーヘッドなどの水あかや石けんかすなどアルカリ性の汚れを溶かして落とす働きがあります。また、雑菌の繁殖を抑える効果も。酢にもいろいろな種類がありますが、掃除に使うものは「食酢」が◎。「調味酢」はベタつくことがあるので要注意。

ナチュラル派におなじみのクエン酸もアルカリ性の汚れ落としには効果があり、酢よりもパワー大ですが、顆粒状なので水に溶かして使う必要があります。酢のツーンとしたニオイが苦手という人には無臭のクエン酸がおすすめ。

ただし、どちらも鉄につくとサビたり、大理石や人工大理石に使うと変質するおそれがあるので注意を。

時短&手間ナシ重視派なら市販の洗剤、エコ重視ならナチュラル系アイテム。どんな汚れを落として、どんな掃除をしたいか考えて選びましょう。

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レタスクラブ編集部

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監修:家事大学

取材・文=岸田直子

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