節約しているつもりが無駄買いしてない? いまが旬のキャベツ、大根、白菜の丸ごと活用法

前田編集長のコスパ野菜管理方

雑誌レタスクラブの前田編集長がオススメの話題をピックアップ!
今回は、いまが旬のコスパ野菜(キャベツ・大根・白菜)の上手な管理方法を紹介します。
お得だから…とつい野菜を買いすぎしまうこと、ありますよね。 節約したつもりが、使い切れず無駄にしてしまってはもったいない!今回ご紹介する管理法で、無駄なく美味しく、野菜を調理してみてくださいね。
編集者としてプロの料理家のワザを間近で見ながら、家庭では日々キッチンに立つ前田編集長のリアルな声をお届けします!

【画像で確認】長ねぎはこう切り分けよう!前田編集長が実践する野菜の管理方

料理がラク&時短になる「コスパ野菜」の保存方法

 コスパ野菜の賢い使い方

「レタスクラブ で『コスパ野菜』とよんでいるのは、キャベツ、大根、白菜のことです。こういった大物の野菜を1/2本や半玉ではなく、1玉まるまる買って最後まで使い切ろう!ということをレタスクラブでは提案しています。
『野菜の使い切り』は料理誌では定番のテーマ。読者のみなさんも1玉買ったほうが安いというのは意識しているようで、記事で紹介するととても人気があるんです。

そんな定番のテーマですが、私たちは『お得な食材だから買う』だけでなく、『買った食材を無駄なく使い切る』までをテーマに含め、食べ方だけでなく、管理・保存方法まできちんとお伝えして最後までしっかり使いきっていただきたいなと思っています。そうすることが、結果、食費を抑えることにつながるということですね」

 キャベツ半玉は荒い千切り、残りはくし形にカット

「例えば、私はキャベツを1玉買うと一度に全部切ってしまいます。使うたびに切る手間が省けますし、すぐに使わない分は新鮮なうちに保存しておけるからです。

まず半玉は細切りにして軽く塩でもんで、野菜室に保存しています。塩もみすると加熱したときの火通りが早いので、スープに入れたりします。水気を軽く絞ってサラダにしたり、蒸したりするのもいいですよ。下ごしらえの手間が減って日持ちがするので、いうことなしですね」

塩キャベツ

塩キャベツ
【作り方】
キャベツ1/2個はペーパータオルで水けをよくふき、太めのせん切りにする。ボウルに入れ、塩小さじ1を加えて、しんなりするまでもむ。
(レシピ作成・調理:ワタナベマキ、撮影:邑口京一郎)

「残りのキャベツは、芯がついたまま1/4〜1/8のくし形に切って冷蔵庫で保存します。そのままこんがり焼いてキャベツステーキもおいしいです。じっくり焼いたキャベツは甘みが出てシンプルに塩こしょうだけでもりっぱな一品です。このほか、冬は家にある残り野菜と一緒にポトフにすることも多いです。

このように、大物野菜を一度に切ってしまうという方法は、忙しい方にはとくにおすすめです。下ごしらえのひと手間を省けるというだけだけでも、かなり気持ちがラクになりますよ。わたしはこれを実践してから、使い切れず野菜をダメにすることがなくなりました」

塩もみ大根

塩もみ大根
【作り方】
大根1/2本(約600g)は薄い輪切りにしてせん切りにする。ボウルに入れ、塩6g(小さじ1強)をまんべんなくふり入れ、さっと混ぜる。約10分おき、水けを絞って保存用密閉袋や保存容器に入れる。
(レシピ作成・調理:堤人美、撮影:難波雄史)

塩もみ白菜

塩もみ白菜
【作り方】
白菜小1/2株は縦半分に切ってから、横1cm幅に切り、ボウルに入れる。塩小さじ1を加えて軽くもむ。
(レシピ作成・調理:ワタナベマキ、撮影:木村拓)

「コスパ野菜」以外も「切って冷凍保存」がおすすめ

にんじんも買ってきたらいちょう切りか拍子切りにして保存

「にんじんも買ってきたらいちょう切りか拍子切りにして、みそ汁や炒めものに使えるようにしています。すぐに使わないぶんは冷凍するといいですよ」

冷凍にんじん

冷凍にんじん
【作り方】
にんじん1本を5cmの長さに切り、せん切りに。冷凍用の保存袋に入れて平らにし、金属製のバットに並べ素早く冷凍する。
(レシピ作成・調理:村田裕子、撮影:澤木央子)

 長ねぎを買ってきたら荒みじん切りと輪切りにしてすぐ冷凍

「長ねぎ、しょうがなどの薬味として使う食材も一度に切って冷凍します。急いでる日は薬味を刻むのも面倒に感じませんか?長ねぎは、小口切り、みじん切りの2種にカットして冷凍。しょうがはスライスと細切りの2種を冷凍しています。

シナシナになった野菜を冷凍してもおいしくないので、買ってきたらなるべく新鮮なうちに切って冷凍するのがポイントです」

本当に節約できてる? 買いすぎのサインを見逃さないで!

 買いすぎないということが節約に

「旬の野菜は安くておいしいので、ついつい買い込んでしまいますよね。でも『買ったことを忘れてしまう』という方は、そもそも買い過ぎなのかもしれません。買うときは、その後、数日間の予定や調理時どれくらい時間をかけられるのかを考えます。買いものをするときは『ちょっと少ないかな』くらいが意外とちょうどよいというのが私の実感です」

前田編集長

前田雅子
リクルート「赤すぐ」シリーズ編集を経験後、オレンジページで料理企画を担当。2016年KADOKAWA入社、2019年8月~レタスクラブ編集長に。4歳男児の子育て中。仕事、育児、家事でバタバタの毎日を送るなか、へとへとでも作れるレシピを日々模索中。

文=ジョッキー

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