

体内でビタミンAに変わるβ−カロテンが豊富で、緑黄色野菜に数えられます。ビタミンCも豊富で、トマトに含まれるビタミンCは熱に強く、調理しても生食とほとんど変わりありません。
トマトの赤い色素、リコピンは、カロテノイド系色素の一種で、強い抗酸化作用があり、有害物質である活性酸素の害を除き、老化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制します。細胞のガン化を抑制し、免疫力を強化し、動脈硬化を予防する働きもあって、生活習慣病予防にも有効といえます。赤い色が濃いほどリコピンが豊富、水には溶けず油に溶けるので、油を使った調理がおすすめです。
また、胃液の分泌を促進し消化を助けるクエン酸やリンゴ酸も豊富。野菜の中では糖度が高く、そのほか、ビタミンB6、E、カリウム、ルチン、食物繊維なども含まれます。
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