撮影:澤木央子
ひき肉の特徴
一般に市販されているひき肉は、「牛ひき肉」、「豚ひき肉」、牛肉と豚肉を合わせた「合いびき肉」、「とりひき肉」の4種類です。
牛では、内もも、外もも、しんたま(ももの下)、バラ肉(腹部の三枚肉)を主に、ほかの部位の切れはしも使われます。また、ネック(首)やすねは、脂肪の少ない上質の「赤身ひき肉」に使用されます。
豚では、首に近い部分の肩ロースやすねを中心に、ほかの部位の切れ端が使われます。
とりは、“こにく”と呼ばれる、肉を取ったあとの骨に付着している肉のほか、むね、ももなどが使われます。
ひき肉を使った料理は、ハンバーグだねの配合を覚えれば、ミートボールやミートローフなどに応用がきくので、活用したいものです。
いずれの肉も、専門店では、好みの部位の肉を求めて、ひいてもらうことも可能です。
画像:左上から時計まわりに、「とりひき肉」「合いびき肉」「豚ひき肉」「牛ひき肉」
ひき肉の選び方ガイド
ひき肉は、細かくなっている分、空気に触れる面積が大きく、スライスされた肉よりもいたみやすいので、買い求めたら、その日のうちに使い切りましょう。
特に、とり肉の場合、ほかの肉類より鮮度が落ちるのが早いので、注意が必要。
冷凍する場合も、生のままでなく、加熱してから冷凍したほうが安心です。
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